ことばとは自分の思いや気持ちを
伝えるためのものですよね。
人に認めてもらいたいために人はことばを使って話すわけですね。
話をちゃんと聞いてもらえればその人は「認めてもらえた」と満たされるのです。
心が満たされるわけですね。充実した気持ちになります。
だから、結婚したということは「ずっと認め合い続けよう!」ということだから、
お互いがお互いの話を聞き続けることによりお互いが「認め合った」と
満たされるわけですね。
この場合の「認める」は「信頼」と置き換えもできますよね。
だから、じっくりと相手の「話を聞く」ことは
相手から信頼を勝ち取ることができるということなのです。
ここまで書けば
「ダンナの話なんか・・」
「うちのカミさんの話なんか・・」
と思っていたけれど話を聞く気になった?なんて・・。
私事になりますが、わたしは小さくではありますが事業を営んでます。
そんなわたしも数十年販売特にセールスというものに接してきました。
口で説得して販売していくことが商売であり販売のように言われていた
時代でもありました。
毎日毎日ノルマとの戦いです。売上至上主義、
いくら売ったかがそのセールスマンの価値であり、飛び込み、戸別訪問、
ローラー作戦、ビラ配りやポスティングなんでも片っ端からやりました。
でも成果は上がらずどんなに頑張っても、
売上がノルマに達するのは数えるほどでした。
そんなある日にあるセミナーに参加した時に出会った中年男性が
「俺にとってはノルマなんかチョロイで・・しかもほとんど何もしゃべらずにな・・・」
と言っていたのを耳にしたのです。
はじめはこの男性が嘘かハッタリを言っているのだと相手にしませんでした。
ところが、そのセミナーから何週間もたったころあの時の
「しかもほとんど何もしゃべらずにな・・・」という言葉が耳から離れません。
販売先のあちこち行ってもその言葉が繰り返し耳によみがえってきます・・。
そしてついに、そのセミナーの主催者に連絡先を探してもらいその男性のところへ
思い切って電話をしてみたのです。「あの時の、話をぜひ聞かせてもらえないか」
とその自宅まで伺い話をどうしても確かめたかったのです。
その男性はSさんといい最老舗M百貨店の宝飾部の主任をされていました。
連絡すると快く招いてくれて数回のにわか講義が始まったものです。条件は家に来ること。
その時は夜通しで飯を食うこと。・・そして酒に付き合うこと。
「ええか、クロ・・。ものを売ろうと思うな!」
「売らんとものは売れませんョ・・」
「いいや、絶対売れる・・こうしてああして・・・」
彼が数多くの講義内容で教えてくれたものは、まさに玉石混合でした。