やあ、お帰り。では、君の事を話そう
君はインナーチャイルドに王の姿を見てきた。
僕がインナーチャイルドである事が不思議かい?
もちろん子供の君もいるが、統合されていない自分
という意味において、現世の乖離と生を超えた乖離に
大きな違いはあるのかい?
インナーチャイルドが姿を変える事が受入れられるのなら
同時に存在していることに不思議は無いだろ、
同時に知覚できる事も同じだ。
君は僕を使いたいか? 僕の力を借りたいのか?
君が欲しいのは 王としての力なんだろ
君は僕を「王として完成された状態」でしか見ていない。
僕の生まれや、王として君臨するまでの半生を
思い出してはいないじゃないか
それは教えられはしないんだ、君が分かるまでね。
それには、まずは君が王として振舞う事だ。
権力も財力も人望もない君が王として振舞う時
君が王という権力を振りかざすなら、
かならず周囲との軋轢を生むだろう
君が、王という資質
~王としての生で僕の魂が獲得した資質~を使うのなら、
君は僕だ。やがて君は思い出すだろう、僕の事を
僕が君である事を
誰かが君の興味を刺激しても
刺激は刺激として楽しめばいいだけなのさ、
だがそこに囚われてはならない
囚われは執着となり、やがて君は道に迷う。
遠回りしたくないのなら、
行きたい場所の事は忘れておく方がいい。
内側でも外側でも、次の君が待っている
さあ、行くんだ。