トレンドとは、
世の趨勢、社会や経済の動向・在り方、
ということですが、
これに合わせたビジネスモデルに
私たちスモールカンパニーの日々の営みが依存しています。
通常、そうそう簡単に変化するものではないので、
気に掛けることは少ないと思いますが、
大きな社会イベントが発生するとその影響は甚大になります。
安全だと思っていた土地に家を建てて住んでいたら
地震で潰れた、みたいな話になるのです。
今まさに苦境の渦中にある
コロナ騒動や地震・台風などの自然災害は勿論ですが、
実はこれらがなくとも、
社会経済の発展と共にトレンドは変化していく運命にあります。
そのトリガーが、
「イノベーション」や「ユーザーリテラシーの向上」です。
一見するとじわじわと頭角を現してきそうな両者ですが、
ひとたび認知が広まると
あっという間に既存の市場を一変させる破壊力をもっています。
私はこれを何度も経験してきました。
当社も当社の支援先も。
2006年に創業してようやく軌道にのってきた「営業代行」の仕事は、
2008年のリーマンショックで一時完全に消滅しました。
ものの数か月で、名の通った同業他社が消えていったのです。
リーマン以前から、SFA(セールスフォースオートメーション)等、
営業の自動化とかセールスプロセスマネジメントなど、存在はしていましたが、
ユーザーにとってはまだまだ高嶺の花で
効果に対しては疑心暗鬼という感覚が一般的でした。
クロージングするためには対面での営業が必須というトレンドが主流でしたが、
リーマンショックで一変しました。
ユーザーは成果管理が難しい営業マンのパフォーマンスよりも、
営業プロセスの見える化にシフトチェンジしていきました。
リーマンショックをトリガーとして、
ユーザーリテラシーがシステムアレルギーを克服し、
SFAという高価なシステムを使いこなすように向上していきました。
営業代行はクロージングよりも、
集客・商談設定への要求が高まっていき、
やがて「マーケティングオートメーション」という流れに吸収されて消えていきました。
今、まさに同じことが起きています。
SkypeやZoomなどのWEB会議システムは以前からありましたが、
あくまでも遠隔通信のサポートツール的位置づけだったものが、
コロナショックをトリガーとして、ユーザーにとって商談手段の主流になりつつあります。
この流れは止まらないでしょう。
一度、この効率的な商談で完結できてしまった以上、
今後もこれが商談・会議手段として主流となります。
事前にアポのない直電や面談などは完全に迷惑行為として拒絶されるでしょう。
また、このWEB会議システムが主流化するには、
通信技術の進歩という側面もあります。
いよいよ5G時代が到来します。
コロナショックをトリガーとして、5G社会が加速するのは確実。
アフターコロナの5G世界では既存のビジネスモデルの多くが
崩壊するのは時間の問題でしょう。
たとえ現代のコロナショックを乗り切ったとしても、
次にくる新しい社会に対応するビジネス、
企業体に変革しておかなければなりません。
「このビジネスいつまでもつかな?」ではなく、
「このビジネスがあるうちに、次の一手を・・」という思考が必要です。