会社でアメリカ人の講師(失礼ながら、アメリカ人にしては珍しく、細身・小柄で控えめなポジティブ人間で、とっても可愛くて僕のタイプ)が来てくれて、英語の授業をつけてくれている。
まぁ、コミュニケーションはそつなくこなせるものの、僕がこだわって磨きたいのは適切な返答力と、事実とパッションの混じったよどみの無い説明力である。
前者については、だいたいネイティブと話すときは聞く時間の方が多いのだから、こいつ分かってるな、と思わせるユーモアの混じった相づちや被せを適切にクイックにできると、信頼され話が盛り上がる。言葉数少なくても、滑らかに事が進むのだ。商談などの本番環境では、それが結果に直結するし、仕事という枠を取り払った人と人の繋がりも、まず話していて面倒くさいとか、ストレスが溜まるなぁ、なんて思われないことが肝要だ。
後者については、本当に伝えたい内容を伝えてようとする時、筋道を立てて計算しすぎて話すとうまく伝えられない時がある。そんな時は、その本当に伝えたいコンセプトを殺さないように、単語やフレーズを繋ぎ合わせて、話をうまくまとめて着地させる、ソフトな集約力が必要になる。
とにもかくにも、まずナメられないことが大事であって、そこをクリアした上でさらに、「こいつ結構面白いかも」と思わせることを僕としてはストイックに狙ってゆきたい。
語学とは表現力であり、たしかに国際感覚は多少つくけれど、決して人間の中身までは語学で磨ききれないので、間違ってはならないのは、中身(人間力)を面白くするのと同時に、その出力方法である語学も磨きをかけるということだと思っている。
ちなみに、写真家のパートナーというのは、とてもウケが良く、僕もこれについてはネタ化していて、とても話しやすい。アートは国境を超えるのだ。