アートマネジメントにかんして、3人くらいで会社を作ろうかという話をしている。
僕としては、持分会社(日本版Limited Liability Partnership)が一番適していると思い、進言した。
今のままでやってゆくなら個人事業として継続すればいいし、その方が設立費&維持費がかからない。しかし今後見込まれているあらゆるジャンルの仕事増をかんがえた場合、法人格を有しておいたほうがよい。
2006年の会社法改正から、株式会社は現在は廃止されてしまった有限会社を包括したものになり、資本金1円から作れるようになったものの、5年以内に1000万の資本を満たさないといけないという制約がある。社会的に一番信用のある公器である一方で、やはり敷居は高めなのだ。
一方で、会社の所有と経営が一体化した共同会社のような持ち分会社は、資本の制限がなく、法人税を除いて極めて維持費が低い(年間7万円)。設立費用も株式会社の半分ほどである。定款でかなり自由に会社の組織や運営や報酬分配についてのルールを定義できるから非常に柔軟性もある。株式会社に対して知名度はないものの、これで十分ではないかと思っている。より儲かりだしたら節税オプションの多い株式会社にすればよいのである。
実は、この合同会社、2011年設立件数が9200社と、5年前にくらべて倍増になっているらしい。実はアップルジャパンや西友なども合同会社の形態をとっている。副業として育ってくれればなあと思うのである。そして溜まったお金は冬虫夏草ビジネスに環流・・となる予定だ。