■ スクーターのフロントバスケット
導入から10年が経過した管理人のヤマハマジェスティS「ねこうめ」
その前面パネル上には、「スクーターの特権」とも言える「前かご」を装備してしまっている。
この「前かご」、当初は「受け狙い的な面」があったことも否定しないのだが、実際に使ってみると「ナビゲーションデバイスや電源ソケット」を装着したり、「地図やグローブなどの小物」を一時格納したりするのに非常に便利。
既に手放せない状態になってしまっている。
そんなマジェスティS「ねこうめ」に装備した「前かご」について、その取付方法を変更した際のはなしについて。
本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。
■ 作業とか
本車の「前かご」装備に関する経緯は、
・ 冬季の防寒的な防風性の向上と、デザイン的な面での趣味から、台湾ヤマハ(以下「YMT」)のスクリーンを装着した。
・ 手元の防風性を向上するため、ヤマハ純正(スーパーテネレやツーリングセローと同じ)ハンドガードを追加した。
・ ハンドガードとYMTスクリーンが干渉するため、これらの共存を図るため、YMTスクリーンの取り付け位置を車両前方方向に移動している。
・ YMTスクリーンを前方に移動した際、空いたスペースがモッタイナイのと、YMTスクリーンを固定するステーの補強のため「前かご」を取り付けた。
という流れになっていた。
スクリーンと前かご。
「前かご」は間違いなく便利なのだが、スクリーンやステー類の位置関係から、
ステー類をボディ側に留めるボルト類を外そうとすると、工具がYMTスクリーンと干渉してしまう。
そのため、ステーや「前かご」を外すためには、まず(YMTスクリーンを固定するプラスチックビス4本を抜いて)YMTスクリーンを外してから、
工具をステーに開けた穴に挿入して、奥にあるボルト(T25トルクス頭のスクリュ2本)を回す必要があった。
その後、「前かご」とボディ側とを繋ぐボルト2本を抜いて、「前かご」を取り外すことになる。
YMTスクリーンと「前かご」まわりは、実質的に一体化していて、これを取り外すのに、わざわざ「一体化した部品を分割してから取り外す」のは効率が悪いと言わざるを得ない。
そこで、より容易に「前かご」まわりを分解できるように、取り付け方法を変更することにした。
■ おまけ(趣味の防錆とか)
「前かご」まわりを分解するのにあたり、ボディパネル内部に錆が発生していた箇所について、いつものように趣味の「防錆」に勤しんでいる。
スチールパイプ製の(ヘッドライトケースやフロントカウル」等を支えるステーのところどころに発生する赤錆を、脱脂して、
赤さび転換剤を塗布している。
復旧中。
その他、各部に防錆剤等を塗布しておく。
本題の前かごとスクリーンの位置関係を微調整する件については、
YMTスクリーンのステーと、「前かご」との位置関係。
適当な資材を使っている割には、微妙な位置関係になっている。
せっかく分解したので、前かごの塗装をしておいた。
「前かご」の改造としては、
YMTスクリーンのステーとの位置関係を微調整するため、
YMTスクリーンのステーが干渉する部分を切除しておく。
切除部分。
微妙なことだが、YMTスクリーンのステーを移動させた結果、この切り欠きの部分で「ステー」と「スクリーン」が干渉してしまっていた。
その干渉部分を切除した結果、
「YMTスクリーン」を装着したままで、
前かごを留めるボルト(スクリュ)にアクセス可能になった。
もちろん、YMTスクリーンとハンドガードとの干渉は回避している。
YMTスクリーンのステーが「前かご」のステーに喰い込むように位置関係なっている。
ゴムのグロメットは、YMTスクリーンを留めるプラスチックビス(スクリュ)の受け側。
YMTスクリーン(ステー)と「前かご」の取り付け部分には、アルミ製のカラーを挿入して、少しでも両者の距離を稼いでいる。
YMTスクリーンと「前かご」の角部分は、
触れるか触れないかのギリギリの位置関係になった。
■ 結果とか
せっかく「前かご」まわりの脱着が簡単にできるように改修したのだが、その成果を確認する機会がなかなか訪れなかったのだが、
フロントフォークまわりの修理を行った際、YMTスクリーンと前かごを取り外すことになった。
YMTスクリーンと「前かご」、ボディとの位置関係。
以前はYMTスクリーンと干渉して使用できなかった工具でスクリュを回して取り外し、
あとは「前かご」内の2本のボルトを外すと、
「前かご」と「YMTスクリーン」をまとめて取り外すことができた。
作業効率はだいぶ上がったような印象。
今後、「前かご」まわりの改修(改造)などを計画している管理人。
続くかも。