■ 新しいバッテリーを取り付け

 管理人が、これから一層ツーリング用として酷使しようと考えているヤマハのトレーサー900。

 今後も安心してツーリングに出かけられるようにと、管理人としては極めて珍しく早めのバッテリー交換を行っておくのだった。

本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。

各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。

こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。

万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。

■ 素直に標準(純正)と同じサイズのバッテリー

 以前、トレーサー900等MT-09系のバッテリーケースには「標準バッテリーよりもサイズが大きいバッテリーも収まるだけの容量がある」という話( バッテリー選定(YTZ10S YTZ12S)ナットにスポンジ【整備】 )をしたのだが、当時は通常よりも大き目のサイズのバッテリー(容量が大きい)を装備して、より余裕がある始動性など安心を手に入れようと考えていた。
 基本的にメーカー(ヤマハ)がYTZ10Sで十分だと判断しているので、より大容量のYTZ12S等を装備する必要など無いのだろうが、そこは素人の自由なところで「長距離ツーリング時の安心が欲しかったからハート」と言えば、自分のバイクにどんな大きなバッテリー積んでも許されるはず。
 
 実際には、大きなバッテリーにはそれなりの対価が要求されるという現実と、大きなバッテリーを積載すること以上に試してみたいことが発生してしまったので、素直に標準サイズのバッテリーを取り付けるという事に落ち着いたりしたのだった。
 

■ ゲルバッテリー

 トレーサー900のバッテリーは、所謂「横倒し」状態で車体に搭載されていて、メンテナンスフリーバッテリーの中でも、説明書に「横倒し状態で搭載しないでください」的な記載があるバッテリーの使用は躊躇われていた。
 そんな中、国産の高級バッテリー以外で、横倒し状態でも液漏れしないような記載があるバッテリーを発見した。
 
 何かと厳しい諸般の事情の中で、選んでみたバッテリー。
 
 端子の金具や、角ナット等に国産超高級品との価格差を感じさせるが、「お試し」で使う分にはそれほど問題にならないだろう。
 
 本品、「液入れ充電済み」状態での販売しかなく、いつものように自分でバッテリー液を注入することはできなかった。
 こうなると(いつも以上に)バッテリーの鮮度が気になってくるのだが、とりあえず到着したばかりのバッテリーの電圧を確認していた。
 鮮度的には特に問題がないのだろうな。
 
 とりあえずバッテリー充電器に接続して補充電を行っておく。
 
■ 取付作業
 補充電も完了するところで、
 これまで活用してきたバッテリーを取り外す作業に入る。
 
 本車の場合、後付でバッテリー補充電用のコネクターを追加しているので、こちらも新しいバッテリーに接続しなおすことになる。
 あと、素直にバッテリーを取り外すと、これまでのメモリ(時計とか・・・)が消えてしまい若干の面倒が発生するので、今回は別のバッテリーで車体側の電圧を維持しながらバッテリーを交換することにした。
(良い子は真似しない方が良かろう)
 
 そして前回(バッテリー選定(YTZ10S YTZ12S)ナットにスポンジ【整備】も記載したように、
 
 端子内の角ナットが脱落し難いように、適当なスポンジの切れ端を端子の枠内に突っ込んで、角ナットの脱落防止としている。
 
 スポンジの弾力で角ナットを端子側に押し付けている。
 これで車体側の端子をバッテリー端子に接続してボルトで固定するまでの間、角ナットが脱落して精神的ダメージを負う危険性を減少させることができる。
 
 居間はOBD(車上診断機)の端子からバッテリーを外した際にも給電できる装備も売られているようだが、管理人はもちろんそんなモノは持っていない。
 という訳で、適当な配線で電力を供給してしまう。
 車体と配線が触れてショートするなど、大被害を発生させてしまう可能性もあるので、やっぱり悪い子も真似しない方が良いはず。
 
 金属部分との接触やクリップの脱落等に注意。
 
 マイナス側から端子を取り外し、
 
 「おつかれさまでした」の純正【標準】バッテリー。
 
 
 MADE IN JAPAN
 管理人にはなかなか貴重な存在。
 
 標準バッテリーを取り外した後のバッテリーケースの空間。
 
 以前はこの硬質スポンジ状のスペーサーを取り外して、その分大型のバッテリーを入れてみようと企んだのだが、
 今ではこのスペーサーの代わりに「自作の工具箱」を収容することを企んでいたりする。
 
 余計な事を考えながら、バッテリーケースに新しいバッテリーを格納する。
 
 プラス側から端子を取り付け、
 
 接続を完了。
 
 シートを取り付け、
 
 メインキーを入れたところで、無事に起動完了。
 時計(の時刻)がリセットされてしまったかと思ったが、たまたま作業した時間帯がこの時刻だった。
 
 という訳で、より信頼性が向上した(はずの)トレーサー900「ねこけり」
 
 安心して明日からでも北海道に出発することができるはず。
 
 
 
 

交直両用【毎月】 2023年06月