■ ステムベアリングの交換(新ベアリング取付け)

 しばらく前にレストア用として管理人のもとにやってきたBMWのF650GS「ねこかっつ」。

 ステムベアリングを交換する作業を開始し、前回までで旧いベアリングを取り去ったので、今回は新しいベアリングを取り付ける作業を実施してしまう。

本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。

各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。

こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。

万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。

■ ステムベアリングの確認

 しばらく前、F650GSが純正で使用しているステムベアリングと同等品ということで、工具屋に発注して取り寄せてもらったベアリング。

 NSKベアリング。

 

 NSK HR320/28XJ

 

 さすがに日本製。

 

 これが手軽に購入できるというのは凄いことだと思ってしまう管理人。

 

 これを新たにF650GSに取り付ける。

 

■ ステムベアリングの取り付け

 新しいベアリングのうち、まずはアウターレースをフレームの「ヘッドパイプ」上下に取り付けることにした。

 「ヘッドパイプ」の上側、

 

 新しいベアリングのアウターレースを、

 

 フレームに打ち込む。

 

 打ち込む際には旧いベアリングのアウターレースを利用してハンマーで軽く叩きいれ、

 

 打ち込む際の音が変わったところで打ち込みが完了したと判断している。

 

 下側のアウターレースも同様、

 

 旧いアウターレースを被せてハンマーで叩き込んでいる。

 

 

 テーパーローラーベアリングのローラーまわりは、

 とりあえずグリスを乗せて、ローラーを回して内部までグリスを引き込ませて、

 

 グリス充填器(グリスパッカーとか)など保有していないので、代わりにビニール袋にグリスと一緒に入れて内部までグリスを押し込んで、出来るだけグリスを内部に押し込んでおいた。

 (内部にグリスを押し込むこと自体、それほど重要でもないと聞くが、気分的な問題でせっかくの機会なので気前よくグリスを詰め込んでおく。)

 

 ステムシャフトの下側には、ダストカバーを入れてから、

 

 ベアリングのインナーレースを入れて、

 

 旧いインナーレースとパイプを用いてシャフトにインナーレースを打ち込む

 

 上側のスペシャルナットにも、

 

 インナーレースを打ち込む。

 

 それぞれグリスを追加しておく。

 

 そう頻繁に開放する場所でもないのと、グリス自体はそれほど貴重な品でもないことから、どうしても多めに使用したくなる管理人。

 

 「ヘッドパイプ」の中にグリスを充満させる「グリスニップル」があっても良いかと思ってしまう。

 

 満足するまでグリスを投入したら、スペシャルナットを取り付けて、

 

 一旦スペシャルナットを締め込んでベアリングを馴染ませてから、

 

 ステムまわりがスムーズに動くようになるまでスペシャルナットを緩めて、

 

 あとはフロントフォークを取り付けか、

 

 

 

 

 

 続いてしまう。

 

 

ちょっとだけ反動があったか【毎月】 2020年6月