■ 明るかったLEDヘッドライトが(ちょっと)明るくなくなってきた
管理人が運用中のヤマハマジェスティS「ねこうめ」
最近は・乗車姿勢を楽にしたり、・シート下のトランク容量を拡大したり、・スクリーンの取り付け位置と角度を変更したり、・フロントのバスケットを取り付けたり、・ハンドガードを装備したり と一気に改修が進んでいたりするのだが、そんな改修とは直接関係なく、その少し前の時期に、純正ヘッドライトのH4電球の代わりに取り付けていたLEDの光量が下がってきたので、とりあえず様子を見てみるのだった。
本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。
■ LEDの透明樹脂が熱によって劣化したか
これまで管理人のマジェスティSが装備していたLEDは、 LEDヘッドライト(20W2200lm/28W3000lm)ファンレス・H4導入 XC155マジェスティS「ねこうめ」 で取り付けたファンレスのH4互換用の3000ルーメン級のLED。
白く明るい光で管理人のマジェスティSが夜間走行する際には非常に心強く感じていたのだった。
ただ最近はその明るさも感じにくくなり、「LEDの明るさも見慣れてしまって気にならなくなってきたのだろうか?」などと思っていた。
(昼間、前走車の車体に映るはずのヘッドライトの明かりが感じられなくなっていた。)
そんなことを思いながら、マジェスティSのヘッドライトを見てみたところ、
「?!」
LEDの発光部分が黒く(赤黒く)なっているような・・・。
確か、もともとのLED発光箇所はきれいな黄色だったはず。
導入当初のLED。
発光部分の半球形レンズっぽいものは透明。
それがもう一つ上の画像ではレンズっぽい部分が黒く変色している。
ちなみに、透明レンズ部分が黒く変色したLEDも、
ロービーム側で点灯した状態。
光って光らない訳ではない。
ただ、この画像では分からないが、肉眼で見ると白い光の中に黒い丸が二つ見える。
ヘッドライトが点灯していないという訳ではなく、明るさも純正ヘッドライトと同等か似たような光量を確保しているようなので、このままでも使って使えないことはないはず。
ただ、最近はより明るく、放熱器の存在が気にならないようなH4ヘッドライト用LEDも販売されているようで、管理人はそれらに興味を持っていて一度試用してみたいと考えていた。
そこで、
改修前のYMT(台湾ヤマハ)製スクリーンを取り外し、
フロントパネルを外し、
3000ルーメン級のLEDの放熱器部分を見る。
取り外したLED。 その放熱器の部分。
外したLED。
ロービーム用の2つの発光部分、半球形の透明レンズ状部分の底が黒く変色している。
ガラスの筒を外して発光箇所のレンズ部分を直接見る。
レンズのように見える半球形の物体は、ガラス製かと思っていたが実際には柔らかく、おそらく樹脂製なのだろう。
レンズ全体が黒くなっている訳ではなく、レンズの底のほう、発光面付近を中心に黒くなっている。
透明樹脂製のレンズのうち、LEDの発光面に接触している部分が熱により変色しているのだとしたら、
黒く変色した樹脂部分を除去すれば、元通りの光量が稼げるのではないか?
と考えた管理人。
半球形の柔らかいレンズ状の樹脂を剥がしてみると、レンズの底に黄色の物体が付いた状態で剥がれてしまった。
この状態でロービーム側を点灯させてみると、レンズを剥がした方のLEDは青い光を発するようになってしまった。
(最近のLEDはもともと青色の光を発していて、これを黄色の蛍光材を使って白く発光させているらしいので、黄色の蛍光材が剥がれたなら青色の発光になって当然だろう。)
レンズを剥がすと、黄色の蛍光材まで剥がれてしまうという現実を学習した管理人。
次のLEDでは透明レンズを削いで除去することにして、樹脂が黒くなった部分まで削ぎ落としたら光量も回復するだろうと考え、
デザインナイフで透明レンズ部分を削ぎ落としていく。
樹脂レンズを薄く削ぎ落としていくと、焦げた?黒色の樹脂が削り落とされていく。
レンズの大部分が削ぎ落とされた。
焦げ?の部分が少し残っているので、もう少しだけ削り落としていく。
LEDの発光面近くまで樹脂製レンズを削ぎ落としてみた。
発光させてみると、
青白い光。
これは先にレンズを剥がした方のLEDから発光している。
そして今回樹脂製レンズを削いだLEDについては、全く発光していない。
レンズを薄く削いでいく途中、デザインナイフでLEDの発光面を傷つけてしまったか?
・・・ロービーム側の二つのLEDのうち、一つは発光色が青くなってしまったが、もう一つのLEDが白い発光色のまま光量を回復できたなら、LED(機器全体)を継続しようかとも考えていたのだが・・・。
ロービーム側の光量が約半分になってしまった状態で使用を続けるのは不味かろうということで、このLED(機器全体)を使い続けるのは止めておくことにした。
(個人的に、今回の透明レンズのような樹脂部品で発光面を覆うタイプのLEDは寿命が短いような気がしている。 特にレンズ部分の耐熱性が。)
とりあえずLEDを取り外したら、もともと装備していたハロゲンバルブを引っ張り出してきて、
LEDに代えてハロゲンバルブに換装する。
続いてしまう予定。