お久しぶりです。こんにちは。

 

今、2022年度のUWC日本協会の説明会の終了後にこの文章を書いています。

参加してくださった方、ありがとうございました。参加できなかった方も、資料が経団連UWC日本協会HPに掲載されているので、よろしければご覧ください。

United World Colleges : 2022年度派遣UWC奨学生募集説明会 資料 (keidanren.or.jp)

 

 

 

今日の説明会の地域別セッションで、Q&Aコーナーとしてお話しする機会をいただいたのですが、そこでこのブログを読んでUWCを知ったと書いてくださった方がいて、嬉しかったと同時にここまできちんと更新してこなかったことに対して申し訳なかったな、と思いました。

 

ただでさえ情報が少ないUWC(しかもノルウェー校に関しては日本語での情報が本当に皆無…)において、このブログが少しでも情報源と言いますか、参考になったらと思い、実に半年ぶりにログインしました。今までの記事にいただいたコメントにも返信できておらず、申し訳ありません。

 

今日の説明会でノルウェー校について、また私について頂いた質問にすべては答えることが出来なかったので、そのあたりをある程度解決できるように、今月中に何本か書いていく予定です。書きます。

 

さて、その一回目として、今回は卒業後の自分の進路等について書いていきます。

 

現在、私は留学前に通っていた公立高校に復学し、高校三年生として学校生活を送っています

 

IB(国際バカロレア)を取得した上にUWCノルウェー校を卒業したので、高卒資格に困ることはないのですが、私が今復学という選択肢を取ったことには、大きく2つの理由があります。

 

 

1つ目:大学受験に落ちた

 

シンプルかつ悲しい理由ですね。もともと私はアメリカの大学への進学を希望していて、実際に7校くらい(正確には覚えていないです…)出願したのですが、1校を除いて全てお祈りされてしまいました。IBの成績があまり良かったわけではない上に、いわゆる「トップ校」に出願したので無理もないのですが…(IBの成績については後日別記事にしますね)

 

一校受かったのにその学校に行かなかった理由は、志望順位が一番下で、「滑り止め」として受けていたため、あまりその学校に行きたい!!という強い意志がなかったことが一番大きいです。

第一~第三志望の大学にフォーカスして気合入れてエッセイも書いていたので、受からなかったと分かった時に滑り止めで受けた学校で妥協できるか?4年間胸を張って過ごせるか?と自分に問うた時、答えはすぐに出た気がします。

(書きながら、改めて自分が日本の学歴主義的な社会の影響を強く受けているなと感じました…)

 

2つ目:学校推薦型の入試を受けたい

 

今、私は日本国内の大学に進学しようと考えています。国内大学に進学するにもいくつか選択肢がありますが、日本人のUWC卒業生は①一般受験②帰国生入試のどちらかで受験をすることが一般的です。

 

私の場合、①一般受験をするほどお勉強に長けているわけではなく、またUWCで取っていた科目も「ノルウェー語」「国際政治」など、日本の大学受験で使えるものはほとんどありません。今から勉強しても間に合わさそう、ということで一般受験への道はあえなく絶たれます。

 

②帰国生入試については、国際バカロレアの成績があまり良くなかった、ということで諦めました。私の志望校はかなり勉学に長けた学生を求めているところで、(ネットで見たので定かではありませんが)IBの成績が39以上は必要だ、と記事に書かれているのを見たので「こりゃダメだ…」と。

英語もそんなに流暢ではないので、英語を話せるのが当たり前、というバックグラウンドを持っている人たちと同じステージで戦うのは圧倒的不利だと感じました。

 

 

そこで目を付けたのが、③推薦入試です。幸いにも私はUWC留学時に高校を退学しなくてもよいと学校側に言っていただけて、休学扱いになっていたので復学すれば日本の高校からの推薦資格を得られます。

 

日本の高校からの推薦入試は、受ける人たちに自分と似たようなバックグラウンドを持った人がいない分アピールできる点が多いこと、また私の志望校は入学後に推薦生へのサポートが充実しているので、入学後もよりよい学習環境が得られる、という点に着目して目指すことにしました。もちろん推薦できる人数は限られているので高校の中で校内選考はあるのですが、それでも挑む価値はあると思っています。

 

 

 

つまり一言で言うと、

「大学落ちたしとりあえず推薦もらうために復学するか。」

 

正直、自分が2年前に思い描いていた卒業後の未来とは大きく異なったものになってしまった上に、学校推薦をもらうためにも学校内で一定の成績を維持しないといけないのですが、理系で取っている物理や化学などの科目は完全にゼロから学ばなければならず、また習ったはずの数学も形式が違うので(例えば今まで計算機を使ってよかった計算を手でしなければならなかったり…)1からに近い形で勉強しなければならず、それなりに苦労しています。

 

加えて、一つ下の学年に復学したので、自分だけ年上で周りに気を遣わせてしまっている罪悪感と常に隣り合わせで生きていかなければならないことが私にとってはかなり負担だったり。

 

今日の説明会で「高校に復学するメリットは何ですか」といった趣旨の質問を見かけたのですが、私個人の意見といたしましては、特別理由がなければ特にメリットはないと思います

 

日本協会からUWCに行こうとしている殆どの方は今高等学校に在籍されていると思いますが、「自分の高校の三年生がすごく楽しそう!!ぜひ自分も!!」みたいな強いパッションをお持ちの方以外は、三年生の夏に復学すると周りが皆受験生で勉強しかしていない、といった状況が待っています。(学校によって大きく変わると思いますが)

 

あとは一回UWCに行ってしまうと、普通の高校では物足りなく感じると思いますよ。少なくとも私はそうです。ことあるごとにノルウェー帰りたいって心の中で言ってる気がする。

 

 

この選択をしたことを将来後悔しないように、今は必死で勉強して第一志望合格をつかみ取ってこようと思います。🔥 進学先決まったら報告ブログ書きますね。

 

あ、ちなみに大学は理系、理学部を目指しています。高校に復学してから初めてまともに学んだ物理と化学が想像以上に楽しかったので、大学でもっと深く学んでみたいな、と。

高校の授業では出来ないような実験とか、大学という設備環境がないと出来ない勉強がしたいと思っています。まだすごく漠然としていますが…。

 

最後に、卒業式での写真を数枚貼っておきますね。雰囲気が少しでも伝われば幸いです。ああ戻りたい。

 

↑式が始まる前。衣装が人によって本当に違って、見ていて楽しい!!

 

1年生の授業が始まる前のサマーコースからの友人たちと。彼等には2年間本当に助けられっぱなしでした。

 

↑二年目のルームメイトたちと。度々喧嘩してきた中国人の2年生はこれより前にキャンパスを去ってしまいましたが… (部屋でもめた話中国人の子ともめた話

 

↑式後、ルームメイト+αと最後のカヤックに行きました。

 

 

もう卒業からだいたい4か月。いまだに昨日のことみたいに思い出されます。

時が過ぎるって早いなあ。

 

今回はこの辺で締めようと思います。それでは。