以下,長文注意
カブはノーマルでいじらずに乗るつもりだったのですが・・・
気が付いたら,ヤフオクでボアアップキットを買ってしまいました.
学校の友人とツーリングに行くうちに,もう少しパワーが欲しいと思ってしまいまして・・・
ほしくなってしまったものは仕方ないので,なんとかして手に入れます
パワーを上げる改造でそれほど敷居が高くなく,効果がある方法として挙げられるのは
1.ボアアップ
2.ストロークアップ
3.ビッグキャブ
4.ハイカム
5.マフラー
6.エアクリーナー
多分,初心者が最初に手を付けられるのはこんなもんじゃないでしょうか
このうち,3,4,5,6は最大出力を上げる方向に持っていくと,大抵低回転域のトルクが落ちます
これは,吸気,排気慣性だとかの影響ですね
(よく適度な抵抗が・・・という記述を見ますが,抵抗は減らせば減らすほど出力は上がるように思うのですが・・・
減って問題なのは,慣性なのでは?)
そもそも,6については,音だけは大きくなりますが,エアクリーナーがむき出しになるので,
雨の影響を受けるし,走行速度によるクリーナーまわりの圧力変動が大きくなるので,
セッティングはでなくなるし,フィルターが荒すぎてエンジンの寿命を縮めるしで,
碌なことがないと個人的には思っています(やったことないので,実際のところは知りません)
そもそも,カブの純正エアクリーナーって排ガス規制後に小さくなりましたが,それでも結構大きいのがついてます
パワーが上がる順に並べるなら(もちろん,製品にもよりますが),
4>3>5>>6
(カブの純正部品の構成を考慮して,私が脳内実験を繰り返した結果)
費用が掛かる順で並べると,
5>3>4>>6
こっちは,多分異論ないですね
また,1,2の方法は,間違いなく全域で出力向上が図れます
排気量があがるので,当たり前です
(ただし,最高出力時の回転数だとかは下がり,15%排気量を上げても,最高出力は15%も上がりません
∵カム,キャブが元と同じ場合,同じ回転数での吸気抵抗が増えるから)
2の方は,選択肢が少ないし,組み込むのがめんどくさいw
また,連稈比が下がるので,エンジンの負担もより一層大きくなる,
1に比べてコスト高かつカブ90からだとそれほどストロークが大きく変わることはないので,効果は薄い
と,脳内シミュレーションの結果でました
ただし,ボアアップは耐久性を考慮すると,よく売られている105[cc]の製品は・・・
(ピストンとスタッドボルトまわりの寸法や,スリーブ厚に著しく余裕がなく,無理があります)
そこで,今回は,タイカブ(カブ100EX)でも採用された,97[cc]のシリンダーを組みます
このサイズなら,本田純正で採用したことから,一定の耐久性は保てると思います.
また,ここまで部品ごとに述べてきましたが,エンジンは多くの部品で構成された機械です.
木を見て森を見ずでは欲しい性能は手に入りません,バランスが重要です
(それに,何回もバラスのは,面倒だし,ガスケットがもったいないw)
まず,目標を定めます
今まで,もう少し最高出力が欲しいとは思いましたが,
低回転域でのトルクにはそれほど不満がなかったので,
純正の低回転域のトルクはそのままに,最高出力を全力で伸ばすことを目標とします.
スタート地点として,純正(85[cc])からボアアップ(97[cc])を行うことを考えます.
→これだけだと,最大出力はそれほど伸びない
そこで,キャブレターを純正(PB16,ベンチュリ径16[mm]相当)から大型のものに交換
→純正カムシャフトがボトルネックに
カムシャフトを社外品に交換
→純正のヘッドだと,流路狭くない?それに,出力向上は発熱量の向上,温度が心配
シリンダヘッドを社外のビッグフィンタイプに交換
→ビッグフィンヘッドだとインテークマニホールドが純正品は物理的に入らない,それに,純正インマニだと流路が小さすぎ
インテークマニホールドも社外品に
→吸気系ばっか見てないで,排気系もなんとかしろ
マフラーも社外品に
→そろそろ,車体性能が・・・・・・・・・
・・・一つ弄りだすと,このように,改造の無限地獄に入り込むわけです
改造は,無限ですが,資金は無限ではありません
限られた資金で最大の結果を出すことを考えて,今回はマフラーの交換は見送ります.
この場合,出力曲線が,途中まで勢いよく伸びようとする割に,
マフラーに抑えられてある回転数あたりから急激に伸びなくなることが予測されますが,
(∵管路を乱流が流れる場合,圧力損失は大体流速の二乗に比例)
出力より静粛性を取ったと思って諦めます
それに,マフラーはねじ3本外せば簡単に外れるので,あと回しにしても,それほど手間はかかりません
資金と相談した結果,以下の部品を使用することにしました
・wave100純正シリンダ&ピストン
新大州本田のwave100のシリンダ周りを流用,排気量は97[cc]で,
先述したタイカブと部品としては,同一です.hornsctl(maniac motorcycle parts)という方が
ヤフオクに出品されています.
・タイカブ用スタッドボルト
排気量を上げた分,スタッドボルトを強化する必要があります.ヤフオクで中古で入手.
・maniac製,過激カム
これも同じ出品者,いわゆるハイカムです.排気量を上げたので,これをつけてもそれほど低回転域の
トルクは純正に比べて落ちないと予想して購入,高回転域の伸びに期待できます.
・maniac製,ビッグフィンヘッド
これもまた同じ出品者,燃焼時の発熱の7割はヘッドにらしいので,ヘッドを冷却は非常に重要です.
ポートも広がるので,吸気抵抗削減の効果も期待できます.
また,バルブスプリングも強化されているので,高回転域でのバルブサージ対策にも有効です.
・maniac販売,wave100互換インテークマニホールド
ビッグフィンヘッドをつけると,インマニの取り付け位置が上がるため,純正インマニは流用できません.
そのため,ヘッドを削るか,インマニを換装する必要があります.学校のフライスを借りれば削れますが,
かなり面倒なのと,純正インマニは流路が細いし,新しく買っても安かったので買っちゃいました.
安い分,中華品質なので,最低限バリ取りぐらいは必須
・ケイヒンPC20
純正に比べてベンチュリ径が大きいキャブです.セッティングが出やすく,玉数も多いのでこれを選択,
純正と比べてそれほど外形が大きくないため,純正エアクリーナーを使用できる点が美点
ヤフオクで中古で買ったので,オーバーホール必須.
相場より安く落としましたが,それはカブに取り付けるうえで,ある問題があるため.
それは次のお話
こんな感じです,コスパがよいので,maniacの部品を大量に投入しました.
良し悪しは色々あると思いますが,基本的にいいとおもいますよ,maniacの部品は.
もちろん,ビッグフィンヘッドなんかはベアリングの穴の加工が少し荒いですが,
少し見難いですが,エンドミルの切れ味が悪かったりすると起きる傷がついています.
ロボコンをやっていたころの加工に比べると,なんてきれいな加工なんだって思いますがw
maniac氏のブログは細かい計算なんかはしてないにしろ,理論的に正しいことを書いてると思ったので,
カブ,モンキーをいじる方にはおすすめです.
ttp://blogs.yahoo.co.jp/hornsctl
なんか,腰上の主要部品がほとんど入れ替わっている気がしますが,それほどお金はかかっていません.
このほかに買った,ガスケットなどや工具込でも,4万円かかりませんでした.
カブ系エンジンで割と有名なチューニングメーカーだと,4万じゃノーマルヘッド,キャブ流用の
ボアアップキットしか買えないことを考えると,驚異的なコスパです.
ちなみに,揃えた工具は
・プラグソケット
・コンビネーションレンチ8,10,17
・シックネスゲージ
・スクレーパー
・オイルストーン
・トルクレンチ(5-25[Nm])
ぐらいです.
ケミカル類で,
・キャブクリーナー
・エンジンオイル
こんな感じです.その他,サービスマニュアルで交換指定の部品は全て交換しました.
もっとも,社外のガスケットセットを使って,極力安価に済ませましたが.
次回,キャブレターの問題点についてです.