全開の記事から早一カ月・・・このペースじゃいつまでたっても終わりませんね
いや,私も色々と忙しかったのです,インターンが決まらないとか,インターンが決まらないとか
なんでインターンが必修単位になってるんだ・・・
下手したら,就職より狭き門な気が・・・
さて,キャブレターですが,ヤフオクでPC20を落札しました.
ノーマルはPB16なので,口径は16→20[mm]相当に
断面積としては,1.5倍ぐらい
排気量は1.15倍ぐらいにしか変化しないため,
ハイカムを装着することを考えても,純正対比で考えると,大きめですが,
チューニングマシンとしては,それほど大きくないし,
セッティングが出しやすいキャブとして定評があるので,大丈夫でしょう.

ところで,このキャブはヤフオクでシャリ―向けとして売っていた中古なので,ある問題があります.
この写真と,カブのキャブまわりの写真を見れば明らかなのですが,
フレームにチョークレバーが思いっきり干渉します.
このままでは取り付けできないので,いろいろ考えた結果,

単純な話ですね.
レバーぐらい作ればいいのです.
適当に採寸して,図面を引いて(2つ上の画像のノートに書いてあるのがそれ),
学校で適当に真鍮を曲げて作りました.
素材は,真鍮が一押しです.
かっこいいし,常温でも曲げれます.
但し,ネジが馬鹿になりやすいので,オーバートルクでナットを締めたりしないよう,気を付けてください.
あと,もう一点問題があって,

ヤフオクの多分,解体業者から買ったのですが,
取り外しがかなり粗雑で,ガソリンの取り付け口をペンチでつかむという,
ありえないことをしてくれています.
やっぱ,解体屋は駄目ですね・・・
仕方がないので,傷がなくなるまでサンドペーパーで磨きます.
多少細くなるし,真円度が狂いますが,ゴムホースを接続するので,大丈夫でしょう.

きれいになった.
磨くときは,円周方向にサンドペーパーを動かします.
サンド―ペーパーを使う以上,微細な傷が残るので,長手方向に傷が残らないようにするためです.
(長手方向の傷は,ガソリンが漏れます,円周方向の傷なら,多少は大丈夫でしょう.)
あとは,バラせるところはバラシて,



キャブクリーナーで穴の掃除をします.
とりあえず,穴があれば,適当に噴いておけば何とかなるでしょうw
ジェット類は,キャブクリーナーをビンの中に吹いて,その中漬け置きしておきます.
ちなみに,キャブクリーナーはいろんなメーカーから出ていますが,今回使ったのはAZのものです.
バイクの世界では聞きませんが,工業系では有名な企業なので大丈夫でしょう.
呉のものは臭いらしいのですが,これは大丈夫でした.
とはいえ,そこそこ強力な薬品なので,室内で使用するのはやめたほうがいいでしょう.
あとは,元通りに組み付けて終了です.
ちなみに,ジェットは少し燃調濃いめに,SJは#35,MJは#95をつけておきました.
とりあえず,濃い方からセッティングを始めた方が,安全です.(薄いと焼き付きます)
しかし,キャブレターって初めて触りましたが,ようやく構造が理解できました.
なんか,絵でみてもどうなってるのかいまいちわからなかったんですよね・・・
もっとも,最近のバイクはみんなFIになっているので,
カブのメンテ以外でキャブを触ることもないだろうな
学生フォーミュラなんかもFIなんでしょうか?
というわけで,今回はここまで,次回はいよいよエンジンばらします.