虚構の設計 -8ページ目

虚構の設計

設計の立場から高専ロボコンに関して書いていました.
今は引退し,カブ90に乗っています.

先日,後輩たちの高専ロボコンの近畿地区大会の応援にいってきました.

今までは,一年生の頃からずっとピットメンバーや出場メンバーに入っていたので,
去年は,地区大会が明石主催で行われていたので,運営の手伝いに入っていたので,
ゆっくり席に座って応援するのは実は初めて
いや,こっちはこっちで独特の緊張感がありますね




そんでもって,今年の明石は・・・なんと優勝
途中までいい感じで勝ちあがって,おっと思ったら,いつの間にか決勝戦
決勝戦は,完璧な戦略勝ち(近畿に住んでいられる方は,来月にNHKで放送があります)
で,最後の1秒まで気の抜けない,戦いでした
いや,こんな試合私もしたかったな・・・
(今回は相手の妨害要素がかなりある.私が参加した年は,妨害要素皆無だったので,タイムアタックに近かったのです.)
今年のルールの製作者の一人は,私の研究の指導教員なのですが,
パッと見たとき,まさかここまでいい試合になるとは思わなかった.
恐れ入りました.

私がいたころは,とにかく全国大会に出場するのが目標で,
近畿優勝なんて,とても狙えなかったのですが,進歩したものです.
とはいえ,できれば,私の代で近畿優勝までしたかったので,今回優勝したのも,うれしい一方で,
元設計者としては微妙に悔しかったりしていますが,
もし私が,少しでも貢献できていたなら,それでよかったのかな.

願わくば,他の近畿のチームとは違う,自由な気風を保ちつつ,近畿の上位常連になってほしいものです.

VWの不正問題凄いですね
トヨタと違って,冤罪でもなんでもなく,間違いなく黒で,
しかも意図的に仕組んでますからね・・・

色々見た感じ,マツダとか,日本勢は大丈夫そうですが,
最近ディーゼルで調子がいいマツダの勢いがそがれないか心配
ドイツの経済がガタガタになるのは自業自得ですが,
難民問題も重なった時期にこれとは,しばらく落ち着かなさそうですね

ところで,お前のカブはきちんと排ガス基準満たしてるのかって?
・・・あれは新車時に規定を満たしていればいいので,一応問題ないはずです
実際問題,カブはエコみたいなイメージがありますが,まったくもって,そんなことはないです.
いや,エコノミーという意味では大体あっていますが,
ついつい改造したくなるので,私からすればエコノミーでもなかったりw
私のカブを含めて,以前の2輪車は触媒なんかまったくついていなかったので,排ガスは・・・

最近の車両は大分排ガス基準がきつくなってきているので(キャブ車が消えたのもそれが理由),
かなりましにはなっていますが,多分,4輪の方が総排出量で考えても,規制が厳しかったような
もちろん,実走行の状態と,シャシダイ上では異なるので,実際のところどうかはわかりませんが,
VWとかの件を見てると,色々機構を大量投入した車(特に直噴ターボとか)よりも,
シンプルに三元触媒だけで規制をくぐっている2輪の方が,よかったりするのかな?
何にせよ,VWの車よりマシなんじゃないですかねw


ちょっと前書きが多くなりすぎましたが,本題に入ります.


組み上がった後,ガソリンが空っぽの状態だったので,ガソリンスタンドまで押して行って,
キックしてみたところ,無事,始動しました.
そのまま,1000[km]ほど慣らしをする・・・
・・・いや,500で,
・・・300でいいんじゃね
・・・
島の中を頑張って100[km]ほど走ったところで我慢できなくなって,ぶん回しました
(ちゃんとキャブセッティングはしましたよ?w)
まあ,腰上だけだし,そこまでやらなくても大丈夫でしょw
感想としては,
・出だしから感じるトルクの増加,カムリフトの拡大による悪影響よりも.
 排気量の拡大の方が勝ったようです.
・5000[rpm]ぐらいから一気に伸びていく
・と思わせて,7000-8000[rpm]の部分は,排気量分程度は伸びているものの,
 それ以上の伸びは感じない・・・
 エンジンの出力曲線の上の山の部分が,押しつぶされてしまっているような感じ


だいたいこんな感じ(イメージ図)

空気の流路にかかわる部品を入口から順にを考えると,

エアクリーナー

キャブレター

マニホールド

シリンダヘッド,カムシャフト

ピストン

シリンダヘッド,カムシャフト

マフラー

となります.(オレンジの部品は,今回交換した部品)
セッティングがあっているとすれば,上がいまいち伸びないのは,
エアクリーナー,マフラーのいずれかが原因のはず
特に,私の買った年式のカブは,エアクリーナー,マフラーが環境規制の関係で,
やや容量の小さい(≒最高出力が下げる)ものが装着されているんですよね・・・
流体の抵抗は大体速度の二乗ででてくるので,感覚にも一致します

次回,これを改善します.
ああ,財布がどんどん軽くなっていく・・・



下準備は済んだので,エンジンを組みます.
といっても,サービスマニュアルを読んで,その通りに作業すればいいだけです
大雑把に説明すれば,


キャブレターとか,エンジンの近くについている部品を全部取り外して,
エンジン自体も分解,注意点としては,エンジン内部にゴミが入らないように,
シリンダーを抜いたら,ウエスを詰めておくことぐらいでしょうか
とくに,ピストンを外すときにサークリップを外しますが,これがエンジン内部に入り込むと悲惨です.
エンジン全バラという楽しい仕事が待っています.


次に,スタッドボルトをタイカブのものに交換します.
ボアアップの分,スタッドボルトへの負担は確実に増えるので,重要な作業です.
普通,エンジンの方をヒートガンで暖めてはめますが,
ないので冷凍庫にスタッドボルトを放り込んで,取り付けます.
要は,温度差があればいいだけですので,これでいいでしょう
(それに,純正状態でも2本ほどゆるゆるだったしw)
っていうか,熱しようが冷まそうが,取り付け中にすぐに温度差がなくなってしまうような・・・
とりあえず,水が入らないように,スタッドボルト表面につく水分はよく吹いてから組み込みます
ちなみに,ヘッドカバーのネジ穴が合わなくなりますが,私は学校で穴を広げて対処しました.
ドリル一本あればできる加工ですが,めんどくさければタイカブのものを買えばいいでしょう



今回は,ヘッドも交換します.
手前のが,今まで使っていた純正部品,奥が,今回使用するmaniacのビッグフィンヘッドです.
流路の拡大するので,出力向上,フィンが大きくなるので,放熱性能の向上が期待できます.
出力向上と放熱性能の向上は一体として行わないと,
過熱で壊しかねないので,バランスよく改造します.

しかし,バルブの色がしっかりついてますね・・・
回さないで,軽負荷で乗っていると,in/exともに真っ黒になるらしいですが,
exバルブの方がかなり白いです.
日ごろから,ぶん回して乗っている証拠ですね・・・
ボアアップしたらパワーに余裕ができる分,多少負荷を軽減できるかな
いや,ハイカムもいれるから,調子に乗って余計ぶん回すかw


あとは,ピストンリングを組んで
(順序に注意,スペーサー(ギザギザのリング)を最初に組みます)



サークリップと格闘の末,新しいシリンダとかを組み込んで


キャブレタとかを組み付ければ完成
今回の部品の組み合わせでは,干渉等はなく,そのまま組むだけで完成しました.
(ただし,キャブレターの吸入口とエアクリーナーボックスのパイプの口径が合わなかったので,
ゴムを挟んで調整しています)

・・・さらっと書き過ぎていますが,実際に作業する方は,サービスマニュアルは必須です.
詳しくはそちらでどうぞ・・・



あとは,ナンバーを登録しなおします.
今までは,第2種原動機付自転車の乙(90[cc]以下)でしたが,
97[cc](役所だと小数点以下切り上げらしいので,98[cc])になるので,甲で登録しなおします.
いわゆる,ピンクナンバーですね.
実際,そのまま乗ってる方も結構おられるようですが,
一応違法ですし,登録にお金はかからないし,税金が数百円上がるだけなので,
登録しなおすことを推奨します.
ちなみに,黄色からピンクになっても,交通規則が変わるといったとこは,まったくありません.
税金と,色だけの違いです.
あとは,旧カブでピンクナンバーだと,改造してますアピールにはなりますねw

そして,まさかのナンバー公開
冷静に考えれば,神戸のデザインナンバープレートをつけている,
ピンクナンバーのカブカスタム(角目)なんて,
どう考えても一台か,もしあったとしても片手で数えられる程度です.
そのため,ナンバープレートを隠す意味がないのですw

ピンクナンバーになったことで,盗難の対象になる可能性は,上がったので,
今まで以上に鍵には気を使っておかないとな・・・
チェーンロックを日ごろからかけておきます.


最後に,注意点をまとめておくと,
・エンジン内部に異物が入らないように注意,とり出すのはとっても面倒
・ピストンリングは,スペーサーを最初に組む
・サークリップは,ラジオペンチか専用工具をつかって,がんばって組む,
 最後に切り欠きの部分を,反対側に回すこと
・エンジン部品を組む時は,摺動部分にオイルを塗る
・90[cc]を超えたら,ピンクナンバーに登録変更
・サービスマニュアルとトルクレンチは必需品