てんちょうです。
病院は何百人もの方が入院されていて、
特に高齢者の方が多いので、
当直勤務で一番頻繁に起こるのが、
転んで頭をぶつけた、
ということでのドクターコールなのです。
大抵は、たんこぶができるくらいで
バイタルサインや神経学的所見もなく、
念の為、頭部CTをオーダーして経過観察、
ということで大事には至らず終わるのですが、
この前みたいに、
たまに、ぱっくり頭を切ってしまって、
だからといって、外科に依頼するほどでもない時、
応急処置として、
縫合処置が必要な時があるのです。

精神科病院だと、めったに外科的処置をしないので、
たまにあると、医師も、看護婦さんも慣れてないし、
ちょっとした事件なのです。
救急外来に行って、
病状の専門外の当直医しかいない時とか、
ちょっと、コワイですよね (^_^;)
でも自分の医療技術で対処可能か、
守備範囲を超えているかは、
医師や看護師さんはちゃんとわきまえて判断しているので、
不必要に医療不安にならないでくださいね、念の為!
セラピストも臨床家も、
何ができるかよりも、
もっと大事なことは、
何ができないのか、
自分の守備範囲をわきまえることかもしれませんね。
↓ 若手の研修医必見! 縫合の仕方。
この先生の通りにしたら、きれいに縫えます!
この動画をもっと早く知っていたら、苦労しなかったな。
