日本の妖怪文化と最新トラウマ治療との密接な関係 | アロマ雑貨とカウンセリングのお店 Rカフェ ☆ こころとからだのフィットネススクール Rラボ

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てんちょうです。

週末、キター!
金曜日の夜、

できるできるできるぞ~

洗濯ができるぞ~!


今日はスタッフが、
なんか、優しかったなぁ~。

 ← いつも優しいわ!  by スタッフ

てんちょうが、優しくなったから、
みんなが優しく見えるんだよ、

そうゆうもんか?
そのへんは、まだわからんです。


でも確かに、自分の中の妖怪をつかまえると、
人に優しい気持ちになれるかも。

例えば、困った人、理解できない人、
攻撃的な人と関わらないといけない時は、

この人、妖怪に憑かれてるな、(笑)
まだ除霊されてないんだ、

とみてあげると、
人をうらまなくて済みますよ。

この人は自分のパーツを取り戻すために、
妖怪と戦っているんだなぁ
大変なんだなーと。
温かい目で見守ってあげましょう。


さて、
妖怪とは、癒しの方法論的文脈で考えると、
トラウマと人とのドラマが、日本文化の中で外在化したもの、
ということもできると思いますね。

昔の日本人の知恵は、すごいもんです。


トラウマは、完了できなかった生存エネルギー、
つまり強い怨念や執念が果たされず、
放出されないまま残ったため、

特別の記憶回路に凍結されて、
いつまでも「過去の終わったできごと」
として情報処理されず、

頭でわかってて、意識できることとはうらはらに、
蓋をしようとしても、どんどん場面や感情が溢れ出てきたり、
無意識的に筋の通らない失敗を繰り返してしまったりして、
著しい自律神経症状や身体症状を伴ったりして、
日常生活を惑わしてくる。

まさに、妖怪のしわざみたいなものです。


特に神経系の耐性を超えた容量の神経興奮の場合、
こころの壁を作って意識から解離し独立して、パーツとして人格化して、
それこそ妖怪として実体化すると言ってもいいくらいです。


そして、日本の妖怪文化で、さらに面白いのが、、
大事に祀られなかったカミサマが、妖怪になって祟ってくるという考え方。

千と千尋の神隠し的に言うと、



腐れ神

 



川の神



って、感じ?

 


Wikipediaにも、こう、書いてありました。


「妖怪は日本古来のアニミズムや八百万の神の思想と人間の日常生活や自然界の摂理にも深く根ざしており、その思想が森羅万象に神の存在を見出す一方で、否定的に把握された存在や現象は妖怪になりうるという表裏一体の関係がなされてきた。」


この毛嫌いされた妖怪が、浄化されると実はカミサマだった、
という物語は、トラウマ理論ともとても似ていて、

トラウマとリソース(それを生き抜いた力)は表裏一体。

受け入れがたい深刻なこころの傷を追って、
たとえ過去の出来事は消えて無くならないとしても、

トラウマエネルギーは、
本来は生存のための膨大なエネルギーなので、

凍結されたものが開放されると、
より力強くありのまま輝くその人らしさや、
普通ではない人格の成長、統合がなされる現象が知られています。

これは、


PTSG(心的外傷後成長)


と呼ばれる現象です。

その体験は、決して無駄ではないんですね。



PTSDやトラウマ関連障害の治療は、
精神医学的薬物療法や、一般的な心理カウンセリングで、
少し前までは決定打となる治療法が見つからず、
長年、臨床現場ではかなり悩ましい病態と考えられてきました。

しかし現在ではたくさんのトラウマケアの方法が確立されています。

僕がすぐ思いつくものだけでも、挙げてみると、
EMDR、TFT、EFT、SE、BG、BSP、BCT、EST、HT、、、
などなど、の身体志向心理学的アプローチがその例です。

一度、トラウマケアに対応した機関やセラピールームを探してみると、
意外に沢山あると思いますよ。

いざ、現代版、妖怪退治の旅へ!