
前から書店で見かけて気になっていた、
『ミセス美香の 美的ハウスキーピング』『同・2』を、先日買った。
表紙の雰囲気から、高級エレガント系インテリアの話かと思い、
私の目の保養本として眺めるのに良かろうと考えていたのだが、
良い意味で、その予想は裏切られた。
確かにテイストとしてはプリンセス系に近かったが、
舞台となっている著者自宅は、ごく普通の間取りのマンションだし、
この本に掲載されている収納のアイディアはいずれも実用的で、
仮にインテリアの趣味が違っても、読む側が自分流に、
日常生活に取り入れることが可能なものばかりだった。
著者ブログ:ミセス美香 美しい暮らしのエッセンス
さて、その1冊目のStep1が『幸運の入り口 玄関を整えましょう』だ。
家庭の玄関の広さは限定されたものなので、掃除がしやすいこと、
出入りのたびに、整えられた玄関を通るようになれば気分が良いこと、
等々を理由に、著者は玄関から手を着けることを勧めている。
更に、靴の数は決して多くは必要ないこと、
著者流には、春夏用4足、秋冬用4足あれば足りることも書かれている。
私はそれを読んで、なるほどと思い、また、いたく反省もした。
改めて見てみれば、我が家は下駄箱がほぼいっぱいになっているうえ、
入りきらない靴が、玄関のたたきに並んでいるのだった。
出ているのは主人の靴が5足と、私のスニーカーが1足、つっかけが1足。
私は、自分の靴を整理するだけでも、これらが全部下駄箱に収まる、
ということに、改めて気がついた。
考えてみると、私は履かなくなったパンプスを複数持っていた。
今となってはヒールのある靴を履くのは、ピアノの発表会のときと、
冠婚葬祭、あとはポゴレリチが来たときくらいだから(笑)、
極論を言えば、黒いパンプスひとつだけでも足りるくらいだった。
それで私は、もう何年も前に買って古くなっていたパンプスを
思い切って4足処分し、歩きやすいもの4足を残すことにした。
更に後生大事に保管していた、靴の箱も全部捨てた。
靴を新品同様に手入れして、丁寧に箱に仕舞うことなど、
今の私の日常生活では、ありはしないのだった。
ただ、とあるメーカーのスニーカーだけは、
何年か前に左足を剥離骨折して以来、手放せなくなっているので、
これは同じ型のものがだぶっていても、そのままにした。
それから、娘が以前履いていて、すっかり小さくなった靴とか、
小さい裂け目が入って無惨になった高校の上履きがあったので、
それらも捨てることにした。
そうしたら、たたきに出ていた靴たちが、すべて下駄箱に収まり、
玄関には全く何も出ていない状態に、簡単に、なった。
しかも下駄箱の中は、靴同士を離して置いても、まだゆとりがあった。
夫婦と子供(たち)、という想定のマンションの間取りなのだから、
主人と私の二人暮らしともなれば、万事、余裕ができて当然だった。
娘が下宿生活を始めるにあたり、日常のスニーカーやサンダル、
スーツ用のパンプスなどを、皆持って出て行ったことも大きかった。
なぁんだ、今まで無駄にスペースを使っていたけど、
うちには靴は、もともとそんなに無かったんだ!
私はすっかり上機嫌になり、それから玄関を掃除し、
靴も改めて全部出して、下駄箱の各段を拭いて除湿消臭シートを敷き、
紳士靴は甲高なので、取り出しやすいよう棚板の間隔も工夫した。
我が家の下駄箱&玄関は、蘇った!
確か、モデルルームのときって、こんなのだったよね!?
よけいなものが、何もない、この素晴らしい玄関!ああ!
夜になり、帰宅した主人は、玄関ドアを開けるなり、
「うわっっ!」
と言った。
どや、綺麗になったろうが!と得意満面で私が玄関に行くと、主人は言った。
「スッキリしたね~。ってゆーか、出て行ったのかと思った」
な、なるほど。
つっかけ一足程度しか無い玄関をいきなり見ると、
殺風景で、ヒトが住んでいない感じがするのだな(^_^;。
しかし、私が荷物をまとめてこの家から出て行ったとしても、
それまで玄関に並んでいた男もんの靴を全部持ってった、
というのは、おかしくないですか(^_^;。