
映画『ACACIA アカシア』の上映が今日までだったので、
午後から頑張って観に行った。
外はやはり、暑かった(汗)。
辻仁成の脚本・監督作品で、彼に関しては、
私は80年代後半のECHOES(エコーズ)の頃を覚えているし、
川村かおり(当時)のデビュー曲『ZOO』
(辻仁成の書いた曲でセルフ・カバーもあり)にも思い出が様々あるが、
私が今日、この映画を観に行ったのは、彼の作品だからではなく、
ひとえにアントニオ猪木初主演作だったからだ。
10年6月19日にも書いた通り以前から注目していて、
辿ってみたら、最初に話題にしたのは09年9月25日だったので、
かれこれ一年ばかり、私は公開を待っていたことになる。
どんだけファンなんだ(爆)、猪木の(爆爆)。
見終わった直後の感触としては、「いい話」、
・・・だとは思ったが、我に返ってみると、リアリティは全然なかった。
んな、うまい話があるかよ!と物語に対してはツッコミどころ満載だった。
しかし、猪木の演技、いや演技と言っていいのかどうかわからないが、
とにかく猪木が画面に出て何かしているだけで、目が離せず、
やはりこの人はカリスマだ、との思いを新たにした。
本当に、私にとって、猪木を観に行った映画だった。
猪木は、自分を見せて人の心を掴むことにかけては天才だ。
演技の巧拙以前の、存在感の大きさ、強烈さが、猪木ならではだった。
ちなみに、タクロウ少年と夜の摩周丸に乗り込んで遊ぶとき、
元・覆面プロレスラーだった大魔神(=猪木)が、
「この船はブラジルに向かっている」
「南太平洋だ」「南十字星が見える」
等々の台詞を言うのだが、これは原作にもあるのだろうか。
猪木本人が幼い頃ブラジルに移住したこと、
現地の農場であまりにも過酷な労働を強いられたことなど、
私は彼の経歴として知っていることを、つい思い浮かべてしまった。
ロケは全編が函館で、その意味でも今の私にはとても楽しかった。
つい先日歩いたばかりの風景が蘇るとともに、
観光客としての私の目に触れることのなかった函館の姿もあり、
改めて、良い場所だなと思った。