先のバンクーバー・オリンピックの男子フィギュアスケートで、
あまりの美しさに大人気だったのが、
アメリカ代表のひとりジョニー・G・ウィアー選手だった。
彼の今回の成績は六位入賞だったけれども、
もし本当に芸術性や出来映え点で順位が決まるものであるなら、
私は彼にこそメダルをあげて欲しかったと今でも思っている。
彼のスケーティングには、えも言われぬムードが漂っていたし、
バレエ的な優雅さも抜群だったからだ。
世界を驚かせたバラ色フィギュア選手 ジョニー・ウィアー(TimeWarp)
そのウィアー選手を指導したコーチのひとりが、
92年アルベールビルオリンピック金メダリストだった、
ヴィクトール・ペトレンコであると、あとで調べて知って、
私は自分の感覚の一貫性に自信を持った。
私は昔、ペトレンコの優雅で品格のある演技に心惹かれたことがあり、
その姿は、今も私の記憶の中に、鮮やかに残っていたのだ。
PETRENKO V. 1992 SP(YouTube)
さて、ここからが本題なのだが。
このウィアー選手が大のお気に入りとして挙げているのが、
2008年にデビュー・アルバムをリリースした、レディー・ガガだ。
Lady GaGa:Poker Face(YouTube)
・・・私は実は、この曲を去年だったか初めて聴いたとき、
ヤプーズの『肉屋のように(YouTube)』の上澄みだけ持ってきたみたいな曲だな、
と一瞬考えてしまい、いやチガウ!全然チガウだろう!!と
オノレを許し難く思って即座に打ち消した、という過去があった(逃)。
いやいや、それはともかく。
だから、その、ジョニー・ウィアーとレディー・ガガの話だ。
実際に、ウィアー選手は、今シーズンのエキシビションでは、
彼女の歌う上記『ポーカー・フェイス』に振り付けたものを披露しており、
また日常、ウィアー選手は、ツイッターでも彼女の話題に触れ、
グラミー賞受賞を祝福する言葉をつぶやいたり、
お風呂に入るときに彼女の曲を聴く等と書いたりしている。
それくらい、レディー・ガガは彼を幸せにしてくれるアーティストなのだ。
Johnny Weir:Poker Face(YouTube)
レディー・ガガが、なぜこの芸名を使うようになったかというと、
それは彼女に影響を与えた音楽がグラム・ロックであり、
中でもQUEENのスタイルが、重要なものだったからだそうだ。
そう、レディー・ガガの名は、QUEENの84年のヒット曲、
『Radio GaGa』から来ているのだ。
QUEEN:Radio GaGa (Live at Wembley 1986)(YouTube)
Lady GaGaだなんて、なんとなく、クるものがある名前だ、
とは最初から思っていたが、本当にQUEENだったとは。
しかもだ、私は、彼女の芸名とこの曲の関連を、
自分で調べて知ったのではなかった。
なんと、KISSのポール・スタンレーが教えてくれたのだ。
スター・チャイルドですよ、ここで!よりにもよって。
つい数日前、英ロイターのインタビューの映像を見ていたら、
ポールが、レディー・ガガに大いに共感を覚えると語っていて、
『彼女のガガというのはQUEENのRadio GaGaから来ていて』
と説明しだしたので、私はあまりの不意打ちに固まってしまった。
続けて、レディー・ガガについてポールは、
『彼女は本物だ。クリエイティブだし音楽も最高だ』
と手放しの褒めようだった。横でジーン・シモンズが、
『レディー・ガガというのは良い名だ。
レディー・キッスなら、もっと良いけどな』
などと、要らんこと(爆)を言っていたのも可笑しかったが。
KISS Reuters UK interview(YouTube)
まったく、ポールの口から、ウィアー選手ご贔屓のレディー・ガガの名が、
そしてQUEENのRadio GaGaという言葉が出てきたときには、
道楽のワ!が目の前で繋がったのが見えた気がした。
♪誰でもいいから私を止めて