寒暑の差! | 転妻よしこの道楽日記

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先週は確か、木曜日が雨で、結構、寒い一日だったのだが、
その翌日の金曜日には、5月だか6月だかの陽気になった。
私は急に暑くなったせいで体調が崩れ、患った内耳に影響が出て、
金曜は終日、久しぶりに目が回り続けた。
「木の芽時の頃には目眩患者が増える」
というネットの記述が当たったなあと寝ながら思っていた。

それが、きょうはまた、一転して冷え込み、朝から氷雨だ。
うちの母は、「昔から、お水取りの頃は特別、寒いねん」と
二言目には言うのだが、まさにその通りになった。
東大寺二月堂修二会は、旧暦では2月1日から始まる法要であり、
現在の暦ではそれが3月1日からの約半月間になっている。
そして、その期間中、若狭井という井戸から
観音様のお水を汲み上げる「お水取り」が3月12日深夜にあり、
この前後の時期が、昔から特に冷え込むと決まっている、
と母は言うのだ。

(ちなみに歌舞伎で、修二会から題材を取り舞踊化して出来たのが、
二代目尾上松緑が昭和42年に初演した『達陀(だったん)』だ。)
過去帳『青衣の女人(しょうえのにょにん)』(東大寺公式サイト)

『暑さ寒さも彼岸まで』、などの穏やかな言い回しより、
『お水取りの頃は寒い』という期間限定の言い習わしのほうが、
当たっているだけに、なんだか、よけい不気味な感じがする(苦笑)。
やはり宗教的秘技には、何か人知の及ばない力が密接に関わっているのか、
・・・みたいな。

それにしても、ちょっと動くと汗が出て『シャツ一枚でいいや』、
と思ったのが、ほんの数日前の話だというのに、
なんでまたこんな急に、朝から雪が降り続く天候に戻ってしまうのか。
昔見た『ムーミン』のアニメで、記憶があやふやなのだが、確か、
赤い玉と青い玉だったか何かの魔法のツールのせいで、
ムーミン谷が、かんかん照りの真夏になったと思ったら、
次には急に大雪が来て、ムーミンたちが困り果てる、という展開があった。
あれは別に、ファンタジーの世界だけの話ではなくて、
こうやって現実に、皆が体験していることだったのだなあ、
と、今朝は今更ながら、思った。