ハノンは北斗 | 転妻よしこの道楽日記

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ネットサーフィンしていたら、ピアノ練習者の掲示板で、

ハノンってよく耳にするのですが、どんなものなんでしょうか?
バイエル→ソナチネ→ソナタが南斗で、ハノンが北斗みたいなものでしょうか?


というのがあって、私はしばらくウケてしまった。
う、巧い!というか、私のためにあるような良い表現だっ!!

確かに、初級者がバイエルやソナチネ、ソナタで学習することは、
ずばり、その曲の、曲として表現であり考え方であり構成法であるので、
確かに、外側からストレートに一曲を消化して行く感じがする。
まさに、体を表面から切り裂いて攻撃する、南斗(^_^;)。

その点、ハノンはそれ自体が即、曲の表現に繋がる教本ではない。
ハノンで覚えたテクニックをそのままのかたちで使って弾く曲はないだろう。
が、ハノンで培ったものは体内の深いところに蓄積され、
内側から効いて来る、という感じが私もする。
経絡秘孔・破孔をつくことで体をどうこうする、という北斗に近い(^_^;)。


ハノンの楽譜は、ピアノ学習者に対する暗殺拳としても、
結構役に立ちそうな感じがするし・・・・・・(爆)。


ところで真面目な話、ハノンをあまり評価しない学習者の中には、
あれはハ長調ばかりだから駄目だ、黒鍵の練習がおろそかになる、
ということを言う人がいるが、それは使い方が悪い。というか勿体ない。
ハノンの楽譜上に表示されているのは、単なる「一例」なのだから、
リズム練習を様々に工夫して稽古するのと同様に、
どの曲だって、いくつかの調に移して練習するのが当然だ。
特に第一部なんて一曲が短いし、徹底したパターン練習なのだから、
楽典に自信のない初級者でも、すぐ移調できるではないか。