10/16に門別競馬場で行われたエーデルワイス賞は地元のアークヴィグラスが制しました。
JRA勢は2着にデンバーテソーロが入りましたが、それ以外はなんと10着以下。
知り合いの厩舎の馬も挑戦していましたが、全く勝負にならなかったと言っていました。
一つの要因は地方競馬で唯一の坂路コースを持つ門別競馬場には、ここ数年で素質馬がどんどん入厩しています。
サマーセール等で購入される馬でも、門別の田中淳厩舎は平均価格が800万円とも言われていて、これは一部の中央の厩舎より高い馬質ということになります。
元々門別競馬場の厩舎は腕の割に預託料が安く、坂路のトレーニング効果で門別所属時はそんなに賞金が高くないものの、稼ぎすぎないのがかえって南関東転入時にはプラスに働き波に乗って上のクラスに勝ち進んでいく馬が多く出ました。
2歳戦は以前からレベルが高かったのですが、今年は3歳以上のレースも格段にレベルアップし、勝つのが難しくなりました。
サラブレッドオークションで購入した賞金ゼロの馬を坂路で鍛えながら50万円稼がせて南関東に行く手法を何頭かやっていますが、今年はC4クラスで1つ勝てても2勝目が遠く、苦労することが増えてきました。
門別競馬場の使い方は考える時期に来ているのかも知れません。
とは言え、上のクラスの馬はアークヴィグラスもそうですし、古馬のスーパーステションなども全国レベルの力を付けていると思います。
門別所属馬が全国の競馬場やJRAで活躍する機会も増えると思いますので、地方競馬ファンとしては楽しみです。