歯車 | 妻との死別~再生

妻との死別~再生

21年間連れ添った妻との突然の死別。
長女の県外の大学への進学も重なり、家族4人の生活から息子と2人だけの生活に。
会社と家の往復の毎日。会社でも家でも仕事に追われるなかでのふとしたつぶやきです。

なんとか一年頑張ってきたが、この頃は少し様子が変わってきた。


朝、息子を学校に送り出し、職場に向かう。

定時に出勤、そして定時に退勤。

急いで夕飯を作る。

事前にメニューを決めておき、帰るとすぐにとりかかる。

少し要領もよくなって、19時には夕飯を食べる。

後片付け、そして、洗濯、翌日のお弁当の用意、麦茶を沸かす。

落ち着いたら買い物に出かける。

戻ってから、お風呂。

コーヒーを淹れて、家計簿を付け、アイロンがけ。


毎日のルーティンをこなすだけで精いっぱいだが、なんとかまわってきた。


仕事が変わり、少しずつ変更を余儀なくされる。

朝、一時間早く起きる。

早ければ一時間、遅くとも30分前には職場に。

定時。仕事が片付かない。

30分後、もう限界だ。溜まった仕事をほったらかして帰路につく。

そこからは、前と同じ。

常に仕事は山積み。上司からの宿題にはほとんど答えられない。

睡眠時間だけが確実に削られる。

ときには、息子に電話をし、残業をする。


せめて息子には、以前とできるだけ変わらない生活をさせてやりたい。

これから受験に向けて、勉強できる環境を作ってやりたい。


それだけが今の僕の望みなのだが、かなわない。


ほんの少し狂った歯車。


確実に、あちこちが軋んでいる。