先日は、ボクのブログの一番人気の記事、
アロケーションユニットサイズをLinuxで見たらどうなるんだろう?
という記事を書きました。
今日は、もと東大生もと社長もとくんのブログの2番人気の記事、
無水エタノールをイソプロパノールにしたらどうなるんだろう?
という記事を書いてみたいと思います。
記事内でも触れているように、エタノールを探すと、IPとついた製品がいくつか見つかります。
これがエタノールにイソプロパノールを混ぜた製品です。
イソプロパノールは、イソプロピルアルコールとも言われ、
IUPAC命名法に従うと、2-プロパノールと呼ばれます。


消毒用エタノール液 IP(P) 500ml
イソプロパノールを添加物として含むエタノール液。
お値段は消毒用エタノールの半額以下。


消毒用イソプロピルアルコール50 500ml (医薬品)
イソプロパノール50w/w%含有、のイソプロパノール消毒液です。
w/w%の2つの「w」は、WeightとWeight、つまり溶液の重さに対して、
50%のイソプロパノールを含んでいるということです。
ちなみに60%を超えると消防法上の危険物として扱われます。


100%イソプロピルアルコール 500ml IPA 2-プロパノール
こちらはイソプロパノール100%の製品。
結構いいお値段します。
イソプロパノールを混ぜるのは、酒税法による加算額を納めなくてもよいようにするため。
詳しくは特定アルコールに関する記事をご覧ください。
エタノールは第一級アルコールの一種で、示性式はCH3CH2OH、
イソプロパノールは第二級アルコールの一種で、示性式はCH3CH(OH)CH3です。
この2つは、医療機関等で消毒用としてよく使われます。
病院特有のアルコール臭はイソプロパノールのものです。
エタノールも匂いはありますが、イソプロパノールの方が癖があります。
また、イソプロパノールの方が脱脂性が強く、手が荒れやすいという特徴があります。
反対に、この脱脂性を活かして、塗装の現場ではイソプロパノールが脱脂剤として
使われています。
一部のレンズクリーナーなどでも、イソプロパノールの指定がされている場合があるそうですが、これも脱脂性に注目しているものと思われます。
安全性についても、エタノールと比較して、あまり問題はなさそうです。
調べていたら、結構気にされている方を見かけました。
イソプロパノールの匂いを食品添加物として使うという
事案が審議されていましたが、問題ないと思われるとの結論でした。
食品安全委員会
イソプロパノールの評価書
http://www.fsc.go.jp/fsciis/evaluationDocument/show/kya20031215096
食品安全委員会
イソプロパノールを添加物として定めることに
係る食品健康影響評価に関する審議結果
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hyouka-161209-isopropanol.pdf
病院でのイソプロパノール添加エタノール液の使用についても、
エタノールの方が低毒性であると言えるが、大きな差異とは言えないとの結論でした。
ヨシダ製薬 感染対策情報レター アルコール系消毒薬について
http://www.yoshida-pharm.com/2003/letter16/
消毒薬としての有効性に関しても、上記のレポートに興味深い記載がありました。
調べていると、エタノールの方が消毒効果は高いとの記載がありましたが、
一概にそうは言えなさそうです。
糸状菌に関してはエタノールの方が短い時間で効力を発揮する場合がありますが、
エンベロープを有するウイルスに関しては、
イソプロパノールの方が若干短い時間で効果を発揮する場合があるとのことです。
溶剤としての違いはYahoo!掲示板にありました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1162692526
エタノールよりもイソプロパノールの方が強い作用を示し、
エタノールでは、
焼付けしていない塗膜を、軽く拭くだけでは侵さない。
とあるのに対し、イソプロパノールでは、
焼付けしていない塗膜を、完全に除去できる。
とありました。
塗膜の成分が明らかになっていませんでしたが、洗浄目的で使うには注意が必要そうです。
記事を書き始めたときは、危ないってどのくらい危ないんだろう?
位の感覚で調べてみたのですが、意外な結論が得られて勉強になりました。
やっぱりしっかり調べて納得する。そして用途に応じて正しい選択をする
ということが大切ですね。
アロケーションユニットサイズをLinuxで見たらどうなるんだろう?
という記事を書きました。
今日は、もと東大生もと社長もとくんのブログの2番人気の記事、
無水エタノールをイソプロパノールにしたらどうなるんだろう?
という記事を書いてみたいと思います。
イソプロパノールを含む製品
記事内でも触れているように、エタノールを探すと、IPとついた製品がいくつか見つかります。
これがエタノールにイソプロパノールを混ぜた製品です。
イソプロパノールは、イソプロピルアルコールとも言われ、
IUPAC命名法に従うと、2-プロパノールと呼ばれます。
消毒用エタノール液 IP(P) 500ml
イソプロパノールを添加物として含むエタノール液。
お値段は消毒用エタノールの半額以下。
消毒用イソプロピルアルコール50 500ml (医薬品)
イソプロパノール50w/w%含有、のイソプロパノール消毒液です。
w/w%の2つの「w」は、WeightとWeight、つまり溶液の重さに対して、
50%のイソプロパノールを含んでいるということです。
ちなみに60%を超えると消防法上の危険物として扱われます。
100%イソプロピルアルコール 500ml IPA 2-プロパノール
こちらはイソプロパノール100%の製品。
結構いいお値段します。
イソプロパノールは酒税法対策
イソプロパノールを混ぜるのは、酒税法による加算額を納めなくてもよいようにするため。
詳しくは特定アルコールに関する記事をご覧ください。
エタノールとイソプロパノール
エタノールは第一級アルコールの一種で、示性式はCH3CH2OH、
イソプロパノールは第二級アルコールの一種で、示性式はCH3CH(OH)CH3です。
この2つは、医療機関等で消毒用としてよく使われます。
病院特有のアルコール臭はイソプロパノールのものです。
エタノールも匂いはありますが、イソプロパノールの方が癖があります。
イソプロパノールは脱脂性が強い
また、イソプロパノールの方が脱脂性が強く、手が荒れやすいという特徴があります。
反対に、この脱脂性を活かして、塗装の現場ではイソプロパノールが脱脂剤として
使われています。
一部のレンズクリーナーなどでも、イソプロパノールの指定がされている場合があるそうですが、これも脱脂性に注目しているものと思われます。
イソプロパノールの安全性
安全性についても、エタノールと比較して、あまり問題はなさそうです。
調べていたら、結構気にされている方を見かけました。
イソプロパノールの匂いを食品添加物として使うという
事案が審議されていましたが、問題ないと思われるとの結論でした。
食品安全委員会
イソプロパノールの評価書
http://www.fsc.go.jp/fsciis/evaluationDocument/show/kya20031215096
食品安全委員会
イソプロパノールを添加物として定めることに
係る食品健康影響評価に関する審議結果
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hyouka-161209-isopropanol.pdf
病院でのイソプロパノール添加エタノール液の使用についても、
エタノールの方が低毒性であると言えるが、大きな差異とは言えないとの結論でした。
ヨシダ製薬 感染対策情報レター アルコール系消毒薬について
http://www.yoshida-pharm.com/2003/letter16/
イソプロパノールの消毒薬としての有効性
消毒薬としての有効性に関しても、上記のレポートに興味深い記載がありました。
調べていると、エタノールの方が消毒効果は高いとの記載がありましたが、
一概にそうは言えなさそうです。
糸状菌に関してはエタノールの方が短い時間で効力を発揮する場合がありますが、
エンベロープを有するウイルスに関しては、
イソプロパノールの方が若干短い時間で効果を発揮する場合があるとのことです。
イソプロパノールの溶剤としての違い
溶剤としての違いはYahoo!掲示板にありました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1162692526
エタノールよりもイソプロパノールの方が強い作用を示し、
エタノールでは、
焼付けしていない塗膜を、軽く拭くだけでは侵さない。
とあるのに対し、イソプロパノールでは、
焼付けしていない塗膜を、完全に除去できる。
とありました。
塗膜の成分が明らかになっていませんでしたが、洗浄目的で使うには注意が必要そうです。
記事を書き始めたときは、危ないってどのくらい危ないんだろう?
位の感覚で調べてみたのですが、意外な結論が得られて勉強になりました。
やっぱりしっかり調べて納得する。そして用途に応じて正しい選択をする
ということが大切ですね。