この話題をブログに書いている人星の数ほどいるんだろうなあ!
それにしてもオリンピックのプレッシャーってすごいってことを実感しました。
羽生は落着こう落着こうとしていたけど、やはり見るからに緊張があった。
その前の高橋選手の得点が中々出ず、待たされたのも緊張が高まる原因だったかもしれない。
滑り出してすぐこれはまずいぞとおもった。
スピードがない、動きがなにかぎくしゃくしている。
案の定最初の4回転を転倒、次の4回転は成功だったが危なかったと見えた。
その後も立て直せず、ジャンプも回転もステップもいつもの羽生選手らしいスピードとダイナミックさが欠けていて余裕が無く、プログラムついてゆくのがやっとの、こわれたかけたロボットのようだった。
(といってもそれは羽生だから期待するレベルに対しての話であり、普通の選手がここまでできたらものすごいのはことなのであるが。)
それでもその思うに任せぬ異変の中で大崩れせずに、必死に最後まで滑り切ったのは立派だったし、それが羽生選手の強さなのだったと思う。
しかし、演技終了時点で、これは苦しくなったと思った。
次はあのパトリックチャン、ショートでの差はわずか3.5点、無いも同然の差だ。
チャンが演技を始める。
最初の4回転3回転をスピードに乗って軽々と決める。
もう駄目だと思った。
テレビを見ていて思わず、チャン 失敗してくれとパワーを送ってしまった。そしたら エッ、チャンがミスした。
もう一回パワー、ミス。
パワー、ミス。
もちろん相関などあるわけがない、あったらチャンさんごめんなさいだが、
経験豊富なチャン選手にして、信じられないようなミスの連発、
オリンピックの怖さを知らされた。男子フィギュアであった。
結果的には、フリー単独成績は
1位 羽生 178.64
2位 チャン 178.10
で羽生選手が最高得点となっている。
二人だけ抜け出た、ライバルとの熾烈な戦い、
羽生は紙一重の僅差で粘り切ったのである。
優勝後のコメントではやはり喜びの前に自分の演技に対する口惜しさを口にした。
その姿勢がある限り羽生は伸びる。
羽生選手には、近い将来300点越えを実現して欲しいですね。
これで次は真央ちゃん。
宿命のライバル、キムヨナとの最後の対決。
割って入るかリプニッツカヤ、
見るのが怖い。
そうそう高橋選手と町田君もあと一つどれでもいいからミスを成功にかえていたらメダルに届いたのに、惜しかったですね。