しばらく前に「夢違え」について書いたけど、
この作品も、導入、展開部までは流石恩田さんという感じでぞくぞくする面白さで、
この先どうなるうなだろうとページをめくらされてしまったのですが、
結末は、「ええッ!これでおしまいなの?!」(笑)という感じで、
要するに昔同じ大学でいっしょだった男二人と女一人、
なんとなく仲良くてなんとなく三角関係だったけど、
結局何もなく疎遠になって卒業して連絡もとってない3人が、
その後、それぞれ別な人生を歩んでそれぞれになんとなく成功しかけていて、
その3人が何故ともなく大学時代の事をとりとめもなく思い出しました。
お終い。
なんです。
だからどうした。 というのが何もない。
すごく面白くて期待を上げるだけ上げといて放り出されるという感じ。
この結末で納得する人いるのかなあ?
こういう風になんの解決も与えず投げ出してしまうことがいいことなのかなあ?
人生なんてどうせそんな未完のエピソードの積み重ねさとでもいうのかなあ。
でも小説の中までつまらない結末にしたんじゃ本を読む意味がないとも思うけど。
恩田さん自身はこれでベストと思っているのかなあ?
それとも前にも書いたけど話を広げるのは得意だけど閉じるのは苦手で、面倒になっちゃったのかなあ。
本心を聞いてみたい気がします。