豊田礼人の正しく愛される経営術 -62ページ目

豊田礼人の正しく愛される経営術

レイマック代表で愛される会社経営コンサルタント(中小企業診断士)の豊田礼人(とよたあやと)のブログ。

業績を立て直すため、いろいろなアイデアを集めたり、それをもとに考えたりもする。

そして、できることから始めようということで、少しずつ行動にも移している。

しかし、業績は上向かない。こんなに頑張っているいるのに、なぜだ?

と悩んでいる経営者は多いと思います。

原因はいろいろとあると思いますが、その一つに、

「代償を差し出していない」

ということがあるように感じます。

ナポレオン・ヒル(だったと思いますが)が言った『願望実現のための6か条』では、

1.実現したい願望をはっきりさせる

2.代償を差し出す

3.期限を決める

4.詳細な計画を立てる

5.以上4点を紙に書く

6.1日2回、復唱する

・・・ということが必要だと説いています。

2番の「代償を差し出す」についてのみ、痛みを感じます。すごく恐いしできればやりたくない。特に最近は、痛みを感じずに、なるべくスマートに楽しくやっていきたい、と僕たちは考える傾向にあります。

しかし、何かを得たいのであれば、何かを捨てよ、という偉人の教えには、真実に含まれているのだろうなと思います。

薬は苦くなければならないという必然性はない。しかし、一般的に良薬は苦い。決定が苦くなけれなならないという必然性はない。しかし、一般的に成果を上げる決定は苦い。(P・F・ドラッカー)


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痛みや苦味を感じているとき、それは良い決断をしているときなのかもしれません。

頑張りましょう。

応援してます!






今年7月に直木賞を受賞した池井戸潤氏の「下町ロケット」を読みました。


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母親にプレゼントする目的で買ったのですが、渡す前日に僕が一気に読んでしまいました笑。

それくらい、面白い小説です。

内容は、研究者だった主人公が家業の工場を継ぎ、銀行やライバル企業、大企業などと戦いながら、会社を成長させていくストーリーです。

知的財産権や資金繰り、社員のモチベーションなど、中小企業が直面する問題を解決していく主人公の奮闘振りを、社員との結束というヒューマニズムを絡ませながら展開していくサクセスストーリーです。

このストーリー展開、典型的なスコップ型ストーリーになっているので、とても読みやすく、支持されやすいのだと思います。

スコップ型ストーリーとは、主人公の幸福度が、①最初そこそこ→②急降下→③底辺に這いつくばってもがきながらも、人生や仕事の真実を徐々に見つけていく→④最後に大成功、というように展開していくストーリーです。

グラフにするとこんな感じです↓


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縦軸が幸福度、横軸が時間。時間とともに幸福度の曲線がスコップの形のように変化していきます。

アカデミー賞で外国語映画賞をとった「おくりびと」も、典型的なスコップ型でした。

スコップ型のストーリーは「ベタ過ぎる」という批判が一方でありますが、痛快で親しみやすいことは間違いありません。

僕が推奨しているのは、自社のストーリーをスコップ型で語ることです。創業の苦労から現在の取り組みまでをストーリーとして発信することで、顧客を惹き付けることが可能です。この取り組みは、ブランド力の強化につながります。

もうひとつ言うと、このスコップ型ストーリーに、男女間や夫婦間の愛物語を絡ませると、ストーリーとしては最高に面白くなります。

おくりびとでは夫婦愛が描かれているし、大ヒットした「ザ・ゴール」という本も、生産管理という硬いテーマに中に夫婦の愛の物語を挟み込むことで、最高に面白いストーリーに仕上がっています。

「下町ロケット」も別れた奥さんが要所要所で登場し、夫婦愛を超えた友情愛のような形でストーリーにアクセントをつけています。

一番いいストーリーを持っているものが勝つ(by トム・ピーターズ 米の著名な経営コンサルタント)


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あなたのストーリーを、スコップ型でまとめるとどうなるか?

ビジネスに使えないか?

ちょっと考えてみても面白いと思います。


追伸

実は僕のストーリーも、スコップ型に夫婦愛を絡ませています。
豊田礼人の創業物語



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昨日は新商品で市場を開拓しようと意気込む2つの会社さんにお邪魔しました。

両社とも、この商品がいかに消費者の役に立つかを前のめりで力説してくださいました。

その熱意が伝染し、こちらもすんごくワクワクしてきました。

しかし、事業を成功させるためには、冷静な目で事業を見つめることも大事です。

特に、その商品の原価構造や生産体制についていろいろと抜け落ちている部分があり、そのあたりを再検討する必要性を感じました。

新商品開発に積極的な企業って、こうやって売ろうとか、あの店に置かせてもらうように交渉しようとか、ネットを使ってこういう風に売ろうとか・・アレコレ たくさんアイデアが出るんですね。これらを考えることってすごく楽しいんですが、その多くはマーケティングに関することなんです。マーケティングのことを 考えるのって実はすごく楽しいんです。

その一方で細かい原価計算のことや生産計画、仕入計画のことって、後回しになりがちなんですね。ここって、細かくて面倒くさくて、会計の知識も少し必要とされるので、知らず知らずのうちに避けてしまうことがあるんです。

でもここを詰めておかないと、売れたはいいけど全然儲からないとか、供給が間に合わないとかいう状況に陥ってしまいます。

つまり収益モデルというかビジネスモデルが詰めきれていないケースが多いのです。今日の2社もその傾向が強いように感じました。

製品が適切であれば、優れたマーケターは不要。(by リー・アイアコッカ クライスラー元会長、フォード元社長)


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製品そのもの及びその生産体制が適切であれば、特にマーケティングは必要ないよ、とアイアコッカ氏は言っているのです。

ただ、知名度もブランド力もない中小企業は、やっぱりマーケティングも大切です。

ビジネスモデルをしっかり構築した上で、マーケティングも思いっきり楽しむ。

そうすれば、成功間違いなしだと思うのですが、いかがでしょうか。