豊田礼人の正しく愛される経営術 -47ページ目

豊田礼人の正しく愛される経営術

レイマック代表で愛される会社経営コンサルタント(中小企業診断士)の豊田礼人(とよたあやと)のブログ。

売っている本人が良いと思っていないものを、よそ様に売るというのは不誠実極まりない。

マザーセールステスというものがあって、これは、「この商品を自分の母親に売れるか?それほど良いと確信しているか?」ということを自問自答せよ、という考え方です。

「身内には売れないよ。だって、売り込んだりしたら、なんか申し訳ないじゃん。」

こういう声は、わりと周りから聞こえてきますよね。

でも、ある人が言っていましたが、

「じゃあ医者が、申し訳ないからって身内を診ないのか?っていうことになる。だって自分はヤブ医者だと宣言していることになるでしょ?」

まさにその通り。

自分が売っている商品にどれだけ自信が持てているかということは、自分自身を肯定できるかどうかということです。

(手前味噌ですが、僕は友人・知人・親戚など身内にクライアントが多いです。)

お前の嫁さんなら、その商品を買うか?(by 大山健太郎 アイリスオーヤマ社長)

豊田礼人の正しく愛される経営術

嫁さんなら、ワイフセールステスト、となるのでしょうか。

大山社長も、身内に売りたいと思うほど、つきつめて商品開発せよ、と言っています。

買う側の立場から考えてみても、その商品を愛している人から買いたいですよね。そして一緒にその商品の良さを共有したい。そして喜びたい。

自分が売っている商品について真剣に考え、そして愛せ。

そうすれば、お客様も買いたくなる(はず)。

僕も頑張ります。

あなたも、ぜひ。

応援しています!


あけましておめでとうございます。

今年初めてのブログです。

年末年始は、色んな人に会い、色んなことを話しました。
自分と全く違う環境で、違う仕事をしている人の考え方を聞くというのはとても刺激になりますね。

僕たちはついつい、自分と似た考え方をする人と一緒にいたり、自分の興味のある情報ばかりを集めようとしたりしてしまいます。

そうすると当然視野が狭くなる。偏った情報しか入ってこなくなる。

それが、成長を阻んでしまうこともあるんですよね。

今年は、去年よりももっと色んなところに出かけていって、色んな人の話を聞こうと思います。

だって、自分の中にはなかった新しい視点が、自分の考えと組み合わさって、ブレイクスルーが起きるかもしれないですからね。

connect&combineが大事
 (by ティナ・シーリグ)


豊田礼人の正しく愛される経営術

以前からあった2つのものを組み合わせたりくっつけたりすることで、新しいアイデアが生まれることがある。

そのためにも、自分の脳みそだけでなく、他人の脳みそもじゃんじゃん活用することが重要なんですよ、とティナ先生は教えてくれているのだと思います。

2012年、どんな出会いがあるか、とても楽しみにしています。

先日インタビューした3年待ちのふとん屋さん、丹羽ふとん店の5代目・丹羽拓也さんから聞いた話。

拓也さんは2年間サラリーマンとして一般企業に勤めた後、ふとん職人として内閣総理大臣賞を受賞した父であり師匠の4代目・正行さんに弟子入りしました。


豊田礼人の正しく愛される経営術



職人の世界では、「技術は見て盗め」と言われますが、師匠の正行さんは、とても丁寧に細かく教えてくれたそうです。

細かく教えてもらえれば、上達は早い。

教えてもらったことを何度も練習することで腕を磨いた拓也さんは今年、ふとん職人日本一を決める『全国技能グランプリ』で優勝しました。

父・正行さんも過去に優勝しており、前人未到の『親子で優勝』を成し遂げました。

僕は、仕事のやりかたやノウハウを、なるべく言語化・文章化(マニュアル化)して、後進に伝えるということは非常に重要だと思います。

そうした方が、正確に、かつ迅速に技術やノウハウを伝承できるから。

日本の労働生産性は先進7カ国で最下位

という悲しいニュースが2011年12月16日の日経MJに掲載されていますが、僕は日本人の『技術は見て盗め』の弊害ではないかとさえ思います。

知り合いの特許事務所では、『職人的で後輩にノウハウを教えない弁理士業界の文化』に疑問を持っていた所長が、細かいところまで言語化・文章化して、合理的にノウハウを伝承する取り組みをしています。

この取り組みの話を聞いたときは、本当に衝撃を受けました。

暗黙知を形式知にする――。

これは、コンサルという職業柄、ものすごく興味を惹かれるのです。

ただし。

丹羽さんも言っていたのですが、オペレーションに関する部分はマニュアルで教えてもらうことはできるけども、仕事に対する姿勢や考え方は、やはり師匠の一挙手一投足を注視し、盗みとるしかないと言っています。

実は繁盛店である最大の秘密も、その『姿勢』にあるのではないかと僕は思います。その姿勢は、教えて教えられるものではない、感じ取り、盗み取るものなのです。

優れた芸術家は真似る。偉大な芸術家は盗む。(by ピカソ)


豊田礼人の正しく愛される経営術


日本の大命題は「生産性」を上げること。これは間違いない。

そのために、ノウハウの言語化・文章化・マニュアル化は非常に重要。

かつ、ピカソが言うように、偉大になるために「何か」を盗むことも重要。

2012年、あなたは何を盗むか。

盗んだモン勝ちですよ。