あの何とも言えない寒い感じ | 豊田礼人の正しく愛される経営術

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レイマック代表で愛される会社経営コンサルタント(中小企業診断士)の豊田礼人(とよたあやと)のブログ。

人と違うコトをする時って、恐いですよね。

誰から頼まれたわけでもないし、
やらなければやらないで事は済むのに、何かを変えたくて自分の意思で一歩を踏み出す時。

すごく恐いですよね。

例えば、集客のために、近隣にチラシをポスティングしようと思ったとします。
やったほうがいいと思いつつ、ついつい先延ばしにしてきたような。

実際にチラシを作って、いざ外に出て、配り始める瞬間。

強烈な孤独感があなたを襲います。

やったことがある人は、「あの何とも言えない寒い感じ」が分かると思います。

僕も、起業したての頃、近隣の会社やお店に、「コンサルします」っていうチラシをポスティングしてたんです(バカでしょ?)。

誰から頼まれたわけでもないけど、ただただ、仕事が欲しかったから。

でも、配っている時、すごく孤独を感じました。
冬は寒いし、夏は暑い。
近所の人の目は気になる。(なに、アイツ、みたいな)
犬に吠えられて、ひっくり返りそうになるときもある。

そして一番の敵は、自分の中にいる「自分を否定する自分」。

「こんなことやったって、お客さんなんか来ないよ」

この一文が、ずっと頭の真ん中に貼りついていました。

結局1年くらい、毎月1回、200枚くらいチラシをポスティングし続けました。

結果は、「友人の会社がコンサル導入を検討しています」という電話が一本と(結局、成約はしなかった)、

「ポスティング、がんばってください。」というお手紙一通(笑)。

結局、売上にはつながりませんでした。

今思えば、コンサルティングの仕事をチラシのポスティングで獲ろうとした自分が浅はかでしたけど。

でも、あの配っている時に孤独感は忘れないし、今の自分の原点かも、と思います。

あの孤独感に立ち向かわないと、壁は乗り越えられないんじゃないかと。

新規開拓営業にしろ、起業にしろ、頼まれもしないプレゼンを社長に無理やりするにしろ、
何か新しいことをやる時は、孤独感に襲われます。

足が震えくるくらい。
だって、やらなくたっていいんだから。

でも、何かを突破したいのだったら、どれだけ1人で考え、行動できるかにかかっていると思います。

周りの「がんばっちゃってるね」「リア充だよアイツ」「空気読めよ」という視線を振り切って、孤独に立ち向かえるかどうか。


孤独を恐れないで。


味方はいますから。


応援しています。