頑張る人が、一番カッコイイ | 豊田礼人の正しく愛される経営術

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レイマック代表で愛される会社経営コンサルタント(中小企業診断士)の豊田礼人(とよたあやと)のブログ。

日本で内戦が起きている?

映画監督の紀里谷和明氏が、インタビューで言っていたんですけど、
今、日本では内戦が起きている、と。


それは、
「がんばっている人」と「がんばっている人を笑う人」との内戦。


がんばっている人を笑う人は、
がんばっている人に対して、
「あいつ、マジだよ」とか「リア充だよね」などと言って、からかう。


一生懸命にがんばっている奴って、ダサいよね、
という感じで。


こういう人がいると、がんばっている人は、がんばりにくくなります。

この、何とも言えない嫌な感じ。


これを紀里谷氏は「内戦状態」と表現し、
日本をダメにしている根本的な問題だ、
と言っているのです。


優秀な人が公務員を目指す国


この前、経済雑誌(AERA)で、
「上流化する公務員」という特集が組まれていました。


それによると、
ひと昔の公務員は、安定しているけど給料は安い、というものだったそうですが、


今の公務員は、安定していて、かつ、民間企業の社員よりも給料はいい、ということらしいです。


さらに、残業も少ないし、休日もしっかりとれる。


有給休暇の消化率なんて、
ほぼ100%に近いくらいということで、
民間企業よりもかなり働きやすい。
そして金融機関からの信用度も高いので、
住宅ローンも組みやすいそうです。(すべての公務員がそうではないでしょうが)


だから、公務員が若者にとっての人気就職先となっているのが、
今の日本の現状のようなのです。


ほんと、大丈夫か?日本


仕事の達成感を求めて


そんな中でも、
民間で頑張っている中小企業は本当にカッコイイ。


先日、あるインテリア系の商品を売っている会社のチラシについて相談を受けました。


商品の見せ方をあるテーマで絞る方向で作り直し、新聞折り込みをしたところ、問合せが急増し、10万円弱の費用で実施した広告宣伝に対し、200万円以上の売上が得られるという成果が生まれました。


この成功で、店主とその家族は驚き、そして大喜びなわけです。


この喜び。この達成感。そして高揚感。


リスクを背負って勝負している人にしか味わえない、本当に素晴らしい経験。至福の瞬間。


こういう経験を味わえることが、人生を豊かにするし、仕事の醍醐味なんだと思います。


自分レベルの視点で


自分レベルではいかがでしょうか?


起業家や経営者はリスクと隣り合わせです。


売上が落ちれば事業は止まります。競合との戦いも激しいです。


公務員に比べれば、まったくもって不安定です。


事業規模が小さいうちは社会的な信用度も低いし、住宅ローンも組めない場合もあります。


これは、不幸なのか?


いや、違います。


リスクを背負って勝負している人にしか分からない、達成感が必ずあるのです。


お金が儲かる、儲からないではなく、自分のチャレンジが認められた時の幸福感。


勝負していない人には分からない、特別なこと。


がんばっている人が尊敬され、子供たちもそれを目指すような健全な社会になって欲しい。心の底からそれを願います。


まずは僕たち大人から、実践。プッシュして(攻めて)いきましょう。


あなたなら、やれる。


応援しています。

※メルマガ『愛される会社の法則第553号』より転載。
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