感情ゼロ、愛もゼロ。 | 豊田礼人の正しく愛される経営術

豊田礼人の正しく愛される経営術

レイマック代表で愛される会社経営コンサルタント(中小企業診断士)の豊田礼人(とよたあやと)のブログ。

先日、妻の誕生日ということで、
家族4人で都会に出て、買い物をして、
食事をしました。

記念日ということで、何かいつもと違うものでも食べようということで、
うなぎ屋さんに入りました。

そこで、ひつまぶしを。



大人はともかく、
小4の子供にこれは贅沢過ぎるかと思いながらも、
俺は子供の時こんないいモノは食わせてもらえなかったと思いながらも、
まあ、たまにはいいかということで、
みんなで頂きました。

一等地にあるうなぎ屋だけに、値段も高いが、味も申し分なく、
やっぱ美味しいよねと一家で幸せな時間を過ごさせて頂きました。

お会計をして(今日は家計からではなく、僕のおごりで)、外に出ました。

確かに美味しかった。
お店も素敵だった。
景色も素晴らしかった。

でも、接客は普通以下だった・・・。

注文取りの女性スタッフに笑顔は無く事務的、
食事を持ってきた女性スタッフも普通で事務的、
会計時の男性スタッフに笑顔や細やかな気遣いは一切なく事務的。

事務仕事のオンパレード(笑)。

美味しいけど、非常に残念だ・・・と思ってしまいました。


そして日は変わり、別の日のこと。

ランチで入ったパスタ屋さんでのできごと。

こちらも都会の一等地にある洒落たお店。

そこでカルボナーラを。




これも美味しかった。
セットのサラダのドレッシングも美味しかった。
コスパもまあまあ良かった。

でも、接客に光るものは無かった・・。

入店時の出迎えも、注文取りも、超事務的。

パスタを僕のテーブルに持って来た人なんて、
パスタをテーブルに置くやいなや、

「以上でご注文の品はおそろいでしょうか?」

と超高速、かつ事務的(つまり棒読み)な口調で言い放った。高速過ぎて、何て言われたか一瞬分からなかった。

感情ゼロ(笑)。

愛ゼロ(笑)。

そんなに超高速かつ棒読みで言うくらいなら、
むしろ言わない方がいいんじゃないか?と思うレベル。

いや~、おもてなし日本の実力はこんなもんなんでしょうか、と寂しい気持ちになりました。

でも、ちょっと待てよ。

この状況、中小企業や個人経営のお店にはチャンスなんじゃないか?

大手とかは、資金力はあるが、結局、この程度レベルの接客サービスしかしていないんですから。

立地や店舗の造りは素晴らしい。
ブランディングやマーケティングにもお金かけています。
ロゴマークやメニュー表もカッコイイ。

でも、接客サービスのレベルは、こんなもん。

笑顔ゼロ。愛もゼロ。

勝てますよ、こんなの。絶対に。

これらの企業は、お店は、
自分たちが「付加価値は高い」と考えてるものを店に詰め込めば、
顧客は満足すると思い込んでいる。

きれいな空間、素敵な器、カッコいいロゴマーク・・・。

しかし、僕たち消費者はもっと、基本的なことを求めているんですよ。

もっと心の通った(少なくともそう感じさせてくれる)サービスを、
普通にさりげなくしてくれればいいんですよ。

中小企業や個人事業でも、そういうことが、スタッフ全員誰でもできるようにすれば、
絶対にこういうカッコイイけど事務的なお店に勝てると思います。

心から相手のことを思ったサービス。思いやりのサービス。
そういうことをできる人や会社、あるいはお店が、
本当にカッコイイ存在なんだ、と思います。

自分はできているか?と自問してみる。

よしっ、がんばろう!

【セミナーのお知らせ】

さて、11月17日にセミナーを行います。
今回で38回目となる定例セミナー。
年内最後のセミナーです。

タイトルは、
「これで解決!小さな会社・スモールビジネスの戦略的経営術」です。
大企業とは異なった、小さい会社ならではの戦略や、
売上を伸ばすためのマーケティング、
小さい会社の経営者の役割や行動の仕方、
などについてお話しします。

日時:11月17日(火)19時~20時45分(18:30より受付)
場所:ウインクあいち 904会議室
   (名古屋駅前)
参加費:3000円(税込)
定員:30名


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