最近新しいレンズを手に入れた。
ArriマウントのSchneider Cinegon 20mm F2である。
35mmArriflex用のこのレンズはAPS-Cをカバーしており、ワイド系が貴重なArriflexマウントレンズにおいて20mmはなかなか戦力になるレンズである。
Arriflexのワイド系はKinoptikやAngenieux、Cooke SpeedpanchroやZeissのDistagonなどでは2000ドル前後になってしまうが、このレンズだと半値以下で買える。
価格がまあまあ手頃なのが嬉しい。
ただひとつ困った特徴がある。このレンズ異常に重いのである。
1.3Kg・・1.5ℓペットボトル並みに重い!!
とにかくでかいです。
異常にでかい前玉
ガラスの塊です。
構成ははっきりとはしませんがレトロフォーカスなのは間違いありません。
一枚目のレンズが異様に大きく分厚いです。
絞りはほぼ正円。
写りは
何気なく撮ってみました。
拡大してみました。解像感はやや控えめですが、諧調は申し分ありません。
拡大してもしっかりとした重厚な写りです。
こちらも何気なく
拡大すると遥か向こうまでしっかり描写してます。
空もこってり!球面収差は大きめ。
普通に花をとっても結構絵になります。こってり感は魅力です。
このレンズの最短撮影距離の指標は1.75ftであるが、さらにそこからヘリコイドが繰り出せる。
ぎりぎりまで繰り出すとレンズの前玉から20cm位まで寄れる。
さらに補助ヘリコイドを使うと前玉から1.5cmまで寄れる。被写体にほぼ接触してます。
最短まで寄るとこんな反則な写りになります。
中心部拡大。ちゃんと解像してます。
最短をもう一枚
このレンズ、無限遠からマクロ域までをカバーするスーパーレンズです。
このレンズのすごいのは夜景です。
結構存在感のある絵です。
中心部拡大。少し甘めですが十分な写りです。
こってりな発色は夜景でより引き立ちます。
コーティングのなかった時代にガラスの厚みを大きくすることで発色の向上をはかったという話を聞いたことがあります。
僕自身は光学の知識はないため、本当なのかどうか本当ならそれはなぜかということはわからないのですが、CookeのSpeedpanchro(Ser.1)や初期Sonnar、そしてこのレンズを見ていると信憑性があるのかなぁと思えてきます。
非常に重いというデメリットを除けば、とてもよく写るいいレンズです。













