Leica DG Summilux 25mm F1.4 試写 | シネレンズとオールドレンズで遊ぶ!

シネレンズとオールドレンズで遊ぶ!

カメラマンヨッピーのブログ。シネレンズやオールドレンズなどのマニュアルフォーカスレンズをミラーレスカメラに装着して遊び、試写を載せていきます。カメラ界でまことしやかに語られているうわさも再考察していきます。

Panasonicの勝負レンズDG Summilux 25mm F1.4の試写をして見ました。

路上カメラマン日々是勉強中
カメラは同じPEN E-P2です。
現代のデジタル向けレンズの凄さが分かります。
以前オリンパスのレンズエンジニアさんの記事を読んだときに、フィルムレンズとデジタルレンズの違いは大きく分けて7つあるということでした。一つ目はセンサーに対して斜めに光が当たると反射が起きてしまい透過率が下がってしまうため光をまっすぐ当てるための設計。二つ目はセンサー表面で反射した光の処理。センサー表面で発生した反射によるゴーストやフレアを防ぐための設計になる。三つ目はローパスフィルター対策。ローパスフィルターとはモアレの発生を防ぐためのフィルターで、ようは結像の一部をぼかすフィルターです。そのため効果を上げると解像度が下がります。メーカーによってはローパスの代わりにIR(赤外線)やUV(紫外線)フィルターを使いプログラムでモアレ除去をしているところもあります。で、このフィルターがあるためにデジタルレンズはローパスフィルター込みの収差補正が必要になるそうです。そして四つ目は波長と感度特性。フィルムではR(赤)G(緑)B(青)それぞれに反応する感光材料の組み合わせですべての色を表現していました。つまり可視光だけを考えればよかったのですが、デジタルではIRやUVなどにも感度があるためすべての光を考えたレンズ設計が必要になるようです。五つ目は色収差の問題。デジタルでは画面の四隅まで解像度があるため画面周辺部の色収差(色のにじみ)が顕著になります。これもデジタルレンズでは特殊低分散レンズなどを使って補正しています。六つ目はディストーションの問題。デジタルは撮った写真をディスプレイで拡大して見られるためレンズのディストーション(像のゆがみ)がより目立ちます。これもデジタルレンズでは補正しています。最後に解像度。日進月歩で進んでゆくセンサーの高解像度化についていくため、あらかじめ高めの解像度をクリアしないといけないという問題です。これら7つの問題をデジタルレンズはクリアしないといけないそうです。とここまできて改めてSummiluxを見てみると

路上カメラマン日々是勉強中
見事にクリアしていると思います。
左がシネレンズのArriflex高解像度のクラシックレンズですが、周辺の各収差、色にじみ、コントラスト低下は顕著です。それに比べSummiluxでは問題を全く感じません。にじみもコントラスト低下もなくそれでいてしっかりとしたボケを持っている。レンズ価格からは想像できない性能だ。
技術は日々進化していくんだなぁとつくづく思ってしまいます。