そして夜には川島なお美さんの訃報
９年前、私の左胸に乳がんが見つかり全摘した時の事を思い出しました
乳がん宣告……本当に辛かったし恐かった
家族で乳がんにかかった人は全くいなく、娘たち2人は約１年間母乳で育てた私はまさか乳がんなんてあり得ない、その5年位前にも1度ひっかかり、専門病院で5人の医者に診てもらい乳がんではなかった、経緯もあり
鷹をくくってました
なので、癌研有明病院で検査、検査と何度も足を運んでも、「大丈夫でしたよ」と言われるものだと、ノー天気に主治医の先生の診察に行きました
そこで「97%癌という診断です」と言われた時はそれこそ
が～～～～～ん❗️
嘘❗️ 先生、間違えじゃないですか？
としか思い浮かばず…
今後の話を看護師からあるので、外で待っていてください
と言われ待合室で待っている間、
涙がポロポロ、止まりませんでした
看護師さんが来て、私の涙に気がつき
「奥で休みますか？私とお話しましょう」と優しい言葉をかけてくれましたが、
その時の私は「お願い！！私に優しい言葉をかけないで。優しい言葉をかけられると立てなくなる」そんな気持ちでした
その帰り道、自分で車を運転して帰ったのですが
頭の中は真っ白
どうやって、運転したのか？
レインボーブリッジの上で渋滞の為、車を止めて、泣きながら左側を見ると、真っ青な空とお台場の海が見えました
私の大好きな海に太陽の光があたり、水面がキラキラキラキラ✨と輝いてます
それを見て、思わず「なんて綺麗なんだろう」と呟いてました
その時です
「世の中こんなにキラキラ輝いている、私は死ぬわけない。私は何がなんでも生き抜こう！！ これから先の命がもらえるならどんな辛い治療も受けて、それが苦しいものでも闘いぬいて、絶対に勝ち抜こう！」そう思い、メラメラと力が湧いてくる気がしたのです
それからは人前で泣くのはやめました
たまに、恐怖でたまらなくなると犬たちを散歩に連れ出し、公園で泣くことにしました
そうこうしていると、愛犬のシュートの様子がおかしくなり、獣医さんへ行くと
血管肉腫という治療の術のない最悪の癌が見つかりました
どんどん弱っていくシュート、心細いのか私の姿が見えないと鳴いて呼ぶシュートを見ていて思いました
「もしかして私は乳がんという早期発見出来れば助かる率の高い癌にかかり、これは神様がもっと自分の体を大切にしなさい！」と知らせてくれたのでは？と…
私の癌ははじめは温存手術をしました
ところが、その時に予備にとった５センチ大のもの、全てが癌だった、これは全摘しか方法はないです
と言われたのです
これにはまた第二の
が～～～～～ん❗️
でも第一のが～～～～～ん❗️でどんな治療も受けよう！と誓ったので
迷わず、先生に
「疑わしきものは遠慮しないで全部取ってしまってください！！」とお願いしました
あとで、娘に
「あの時の母さんは男らしかったね～」と言われます
全摘手術のあとは５年間のホルモン治療と言われていました
が、全摘手術前にシュート君は力尽き天国へ旅立ちました
シュート君を見送った後、二週間後に手術をしたのですが、
すごく不思議なことに、全摘した細胞から全く癌は見つからなかったのです
先生も首を傾げて「予備に採ったもの全てが癌だったので、癌が見つからないはずははいんだけど…」と仰ってました
私の癌は全部シュートが天国に持っていってくれたようです
私の命を救ってくれたシュート
ペット＝家族 に救われた命を私は大切にしていこうと思います
そして命を見つめた時の恐怖、執着
それを思い直すと、犬猫の命を無意味に殺処分するなんて絶対にやめさせなくてはならない
そう思うのです
金曜日の今日、あちこちで殺処分実行の日です
殺していい命なんて無いのです❗️
犬猫は人間に頼って生きていくしか出来ないのです
あの子たちは人間を信じて何をされても人間を頼りに、人間を愛して生きているのです
私は残された命、犬猫の殺処分を無くす努力をしていこうと思います
最後になりましたが、川島なお美さんのご冥福をお祈りします
皆さん、定期検診はしてくださいね
Reiko