466.フィリピンの時の流に身をまかせ.6 | マリンタワー フィリピーナと僕といつも母さん byレイスリー
12/28(月)渡比13日目、今日は夕方の6時にMarkさん、ひろしさんとお会いする約束で株式投資を終了してからマニラに出掛ける予定だ、フィリピンにやって来てから株式投資は全勝で小さいロットでやっているので利益は少ないが飛行機運賃とフィリピンで使った分の一部位は補えそうだ、この日も数万だが利益を出し明日に繋いだ、しかし、トリプルスリーには悩まされる、この日は下痢は3回で済んだがトイレで少し無理な態勢を取るだけで腰に激痛が走しってしまう、手足の痒みも相変わらず止まらない、腰痛以外はまさにフィリピンでの洗礼を受けた事になる、最初の10日間は何もなかったが何故かそれ以降まとまって出てきた、調子に乗って出される物を何でも食べてしまい、食い合わせが悪かったのかもしれない。


体調に不安はあるが今回を逃せば今度はいつお二人にお会い出来るか判らない、株式市場も終わりワタクシはジョイと子供のリアムを連れマニラに向かう、タクシーはスイスイと裏道を行き一時間もしないうちに約束のホテル近辺に着いたがMarkさんに聞いたホテルの有るストリートの名前を忘れてしまいどこに有るのかが判らない、近くは間違いないのでタクシーの運転手が休憩中のトライシクルのドライバーに何度も訪ねるが皆知らない、やっと10人目の女ドライバーが場所を知っていて直ぐに見つける事が出来た、タクシードライバーが嫌がらす聞いてくれた頑張りに275ペソのところをジョイに500ペソ渡させるとタクシードライバーは大喜びしていた、ホテルに入りチェックインしてMarkさんの部屋にフロントから連絡を入れてもらうとちょうど部屋に戻ってらしたらしく直ぐにおりてこられた。


降りてこられたMarkさんの第一印象はハッキリ言って意外なものだった、過去にコメントやメールのやり取りでは優しさの中に厳しさがあり毅然とした物を感じていたが見た目は優しさが目立つ温厚そうな方で実に話しやすそうな気さくな方だった、毅然とした物は内面に秘めておられそれが文章に出ておられるのだろうと感じた、続いてひろしさんが降りてこられた、ひろしさんの第一印象はブログそのままの方だった、だがこの方の凄さは一緒にいて少しずつ理解する事となる、ワタクシたちは一度荷物を部屋に置き再びロビーで出会い、ひろしさんのご贔屓の店に食事に向かった。

道に向かう途中でも「日本と違い道ガタガタだから気をつけて下さいね」と注意深く声を掛けて下さるひろしさん、入ったのは日本の居酒屋タイプの店で常連のひろしさんが手際よく注文を入れていく、刺身、焼き鳥、餃子、水餃子と出てくる、久しぶりの日本食との出会い、腹の調子も午後はパタリと止まってくれているが、いつ復活するか解らないので恐る恐るユックリと頂く事に、リアムも刺身以外は美味しそうにパクパク食べている、ひろしさんは皆の飲み物のお代わりや食べ物に細かく気遣ってくれる、ワタクシはひろしさんに「ひろしさん、そんなに気を使って頂く無くても結構ですよ」と言うと、「いや、気を使ってるつもりは無いんですよ、これがいつの間にか普通になってるんで」と言われた、ワタクシがひろしさんを見てる中でこの方はワタクシたちやMarkさんだけにでなく、店のスタッフにも色々と合間を縫っては話かけたり冗談を言ったりと途切れなく隙のない気の配りようなのだ。


当たり前のように人に気を配り続ける、これは普通なかなか出来る事ではない、今までワタクシの人生においてもこれだけ気配りが出来る人は数人しかいなかった、気を配るという事は一瞬にしてその場面の全てを掌握しなければならない、誰がどのように行動しているかを常に把握し瞬時に行動する、ひろしさんの過去はMarkさんからチラリとお聞きした程度だが、この気配りの仕方を見るだけで十分この方の過去に色々と仕事を含め有られたかが推測される、またカバナツァンの店もやはりこの方の眼力があってこその盛況なのだろう。


Markさんと話の中でフィリピン人は布団を干すか干さないかの話になった、奥さんのモナさんは干すらしい、だがジョイは日本に来た時は全く干すことがなかった、だいたい布団の中に微生物がいる事すらなかなか信じなかった頭の固いフィリピン人だが自分の背中が虫刺され状態になりやっと信じ始めたま~に干すようになった、そういえば今このケソンシティの住宅の周りで布団代わりのマットレスを干しているかといえば全然見ない、マットレスに虫がいる事を皆知らないのか?それとも日に当てる殺菌効果を知らないのか?それとも今日、明日の食事代に追われそんな事はどうでもいいのか?何れにしてもフィリピンでこれから暮らそうかというワタクシに取っては全てが不思議な事ばかりなのだ。


食事も終わりワタクシとMarkさんさんが財布を出すがひろしさんは当たり前の如くご自分がサッサと払われてしまった、その後、何時もひろしさんのブログに登場するKTVに一時間だけ行きましょうとお誘いを受けジョイとリアムはひろしさんの知り合いのガードマンにホテルまで送って頂いた、ワタクシのお腹もお二人の熱気に当てられたか大人しいままだ、だが店に入りMarkさんがワタクシに入れ替わりお腹の調子が悪くなられてしまわれた、ここでもひろしさんが店の従業員にMarkさんとワタクシの薬を買いに行かせた、Markさんがトイレから戻られどうやってケツを手で拭くかの論議になったが、やはり「人それぞれのケツの拭き方があるのだな」とフィリピンでの生活の奥の深さを知った。


読者の方はフィリピンでのケツの拭き方なんかどうでもいいから、「女性はどうなのよ」と意見も有られるだろう、ワタクシに取っては本当にひさびさの海外の夜は楽しく眩しすぎてジョイがホテルに居なければフラフラとお気に入りの女性を探し追い求めたかもしれない、居酒屋やKTVにも遠目には「おっ、可愛いでないの」と思うような娘がいた、虫がムクムクと沸き立つ気持ちが正直何年かぶりに起こったのも紛れもない事実だ、若さと金が有ってフリーならば以前の錦糸町のように闊歩して後先を何も考えずにズタボロになるまで嵌まりまくったかもしれない、だが残念ながら先が少ないワタクシには今はそれが出来ない、残された日々を何故かジョイのファミリーの為に生きてみるかという気になってしまったからなのだがが、それは何れ本格的にフィリピンに移り住むときにその心情を書いてみたいと思っております。


この後、ひろしさんのブログで有名な暗黒喫茶に3人で行き中をグルリと一周巡回した、チラリと見ただけだが、なるほど女の娘たちはどの娘もやや微妙な娘が多いと感じた、だが、これだけの人数がいれば自分のタイプにも出会えるかもしれない、また、その時の気分に合った娘が見つかるかもしれない、その為には間隔を開けて巡回する必要があるというなのかもしれない、この後ひろしさんとMarkさんはワタクシをわざわざホテルまで送ってくれて再出陣なさっていった。


次の日の朝、Markさんとひろしさんとワタクシたち3人でホテルのサービス朝食を一緒に取った、さすがにお二人共も前の日も余り寝てないという事でお疲れのご様子、敢えて別れた後の成果についてはお聞きしないようにした、憧れのお二人との別れは予想以上に尾をひいたしMarkさんから有難い宿題を頂いたので楽しみながらお返事したいと思っている、Markさん、ひろしさん本当に有難う御座いました、またお会い出来る日を楽しみにしております。


お二人と別れワタクシたち3人はケソンシティに戻った、夜になり九州から来られるカロさんに電話を入れたがコールしない、多分プリペイドがないのかなと思いながら何度か間隔を開けて電話をしていたらいつの間にか寝ていた、12/30になり2時過ぎにカロさんと連絡が取れケソンシティのショッピングモールにおられるという事でシャワーを浴び直ぐに出発した、ケソンシティと言ってもかなり広い、このショッピングモールはワタクシは初めて行くがケソンシティでは一番デカイらしい、タクシーで30分で到着し中に入り電話を入れると偶然にも直ぐ目の前のピザハット彼女さんのファミリーたちと一緒にいらっしゃるという、丁度食べ終わられたところらしかったがご無理を言ってお茶だけする事に、ファミリーの方々にはご挨拶だけさせて頂いたが実に明るいご家族で笑顔、笑顔でジョイのファミリーとは全然違う。


フィリピンのファミリーと言っても共通部分も多いが全て同じではない、ファミリーの皆さんが笑顔なのはカロさんの配慮でたまにしかファミリーで食事や買い物に行けないであろうから皆で行こうの提案があったからに他ならない、こういった気配りが出来るのがカロさんの人柄を物語る、スタバでカロさんと彼女さんのアンさんとJ君、ワタクシとジョイとでお茶を飲んで話をお聞きすると色々と頑張っておられる事が解った、カロさんと同じ歳の頃にワタクシは事業に失敗したが、お話を聞きこの方ならやりきれそうな気がした、いや是非とも成功して頂き将来フィリピンでお互いが暮らせて行き来出来る日が来る事を楽しみにと話しながらこの日は別れた、九州の雄、金髪のライオン、カロさん、また出会う事を楽しみにしております、この日は有難う御座いました。



12/31、大晦日、いよいよ一年最後の日がフィリピンにもやってきた。



次回に続きます、いつもご覧頂きまして心より御礼申し上げます。