391.サイレント.ナイト.2 | マリンタワー フィリピーナと僕といつも母さん byレイスリー
大山「もしもし、大山ですが、どなた様でしょうか?」


エンジェル「オオヤマサン アコヨ、エンジェルヨ~、オボエテル?」


大山「エッ、エンジェ....どぉ、ど~うして電話番号わかったの~!!」


エンジェル「へへへ、スギタノ パパカラ キイタヨー」


大山「杉田社長か!全くもうあの人は余計な事を~」


エンジェル「オコッテルノ、デモ アナタ ツメタイダカラ、デンワシタヨ」


大山「えっ、冷たいって何の事?」


エンジェル「ゴハン イッショニ タベル ヤクソクデショ~」


大山「確かに約束したけどお」


エンジェル「アシタ ゴハン イッショ ダメ?」


大山「あ、明日なら大丈夫だけども」
結局、エンジェルに言い含められ翌日の18:30に浅草で食事と同伴の約束をさせられてしまった大山、しかし、待ち合わせ場所に30分待っても現れないエンジェル、すっぽかされる事など全く頭にない大山だが一時間も待たされるとエンジェルに何かあったのではないかと逆に心配になってきた、そこに空々しく小走りでやって来たエンジェル、
エンジェル「ゴメンネー、フィリピンノ ママト デンワ シテタダカラ」


大山「フィリピンで何かあったの?」


エンジェル「ママ スコシ ビョウキアル、デモ ダイジョウブ シンパイ ナイダカラネ」


大山「...............」

エンジェル「サア、イコ、ホルモン オイシイアルヨ」


大山「う、うん、行こうか」
ホルモン屋に入った二人、注文を入れると大山からエンジェルに話し始めた、
大山「さっき、お母さんが病気って何の病気なの?」


エンジェル「イイノ、イイノ、オオヤマサンニワ カンケイナイカラ」


大山「いいから、言ってみなよ」


エンジェル「ア、アノネ、ママワ ガンナノ、ハートノ ガン......」


大山「えっ、乳ガンか!」


エンジェル「オッオー、アト シックスマンスデ シンジャウダッテ」


大山「本当か!う~ん、どうすんの?」


エンジェル「オペレーションノ オカネ 100マン カカルカラ、ワタシ二 デキナイカダッテ」


大山「百万円か、う~ん」


エンジェル「ダイジョウブ、アナタ シンパイシナイデイイカラ」
誰がどう見ても絵に書いたように見事にはまっていく大山、真面目な男がベテランフィリピーナにあったらイチコロ、そんな考えを持ってしま展開だろう、しかし........そこに料理と飲み物が出てきた、会話は一旦途切れたが食べ終わると大山が口を開いた、
大山「あのさあ、俺の事好きかな?」


エンジェル「オッオー、アナタワ ホント マジメ、ワタシノ タイプヨー」

大山「俺が出してやるよ百万円」


エンジェル「エッ、イイノヨ、マダ アッテ ニカイメデショ」


大山「いいんだよ、百万円は俺が出してあげる、その代わりに結婚してくれないかな?」


エンジェル「エッ、ケッ、ケッコン!!」
大山にいきなりプロポーズされ驚くエンジェル
大山「エンジェルはフィリピンで結婚してないんだろ、恋人もいないって言ったよね、だったら俺と結婚してよ」
さすがに海千山千のフィリピーナも初のデートで結婚を申し込まれるとは思わなかったのか言葉に詰まってしまった、
エンジェル「オオヤマサン、アコモ アナタモ マダ ナニモ シラナイデショ」


大山「うん、わかってるよ、だから僕のお母さんに会ってくれる、それでエンジェルが帰ったら僕がフィリピンにエンジェルの家族に会いに行くから、結婚するのはその後でいいんだよ、ねっ!」
そこまで言われると何も言えなくなってしまったエンジェル、
大山「分かってるよ、いきなりだからね、少し考えてからでいいよ」


エンジェル「ワタシノコト スキナノ?」


大山「もちろん、好きなタイプだよ、それに...」

エンジェル「ソレニ...?」
たった2回会っただけでエンジェルにプロポーズした大山、その理由とは。


次回に続きます、いつもご訪問頂きまして誠に有り難う御座います。