373.褐色の花嫁.38 | マリンタワー フィリピーナと僕といつも母さん byレイスリー
その日、ワタクシはジョイと一緒に錦糸町にやって来ました、月末には桐田のオヤジと仕事の打ち合わせがあり、それが終わった後にジョイの友人のアパートに行く予定なのです。



ワタクシはまたやってしまいました、このオヤジに1ヵ月後に返すので貸してほしいと頼まれてつい数十万円貸してしまったのが運のつき、前に貸した分の半分も回収出来てないのにまた上乗せで貸したワタクシが大馬鹿でした、しかし、パンクしたわけではなく仕事は普通にやっており毎月ワタクシへの返金は続くのです、もし万が一の時の考えてあるのですが、まとまったお金を持っていかれたのが痛いのです。


オマケニ株式取り引きで売りと買いを間違えて行ってしまい気がついたのは場が終わってからという大ミスをしてしまい、かなりの損失を抱えてしまったのです、少し前まで上げ潮だったワタクシにまたまた谷が来たのですが、一度運が下がり始めると色々な事が起こり極端に下がるのでここは静かに我慢なのです。


桐田のオヤジは「参った、参った、わりい、わりい」と口先だけで謝っているのは長い付き合いのワタクシには解るのです、こんな桐田のオヤジでもいい職人を抱えていて受けた仕事だけはキチッとやるのでここまで縁が切れないのです、内装の仕事の職人は決して多くないのです、1、2年先には人手不足になるのは見えています。


現在、巷では鋼材の一部が不足し始めています、円安も重なりオリンピックや公共投資事業などを見越して材料を押さえる処が出ています、便乗して儲けようとしている処が出てきているのでしょう、桐田のオヤジの会社もそのうち忙しくなる可能性もあると読んでワタクシも我慢しているのです。


桐田のオヤジと打ち合わせを終わりジョイの友人のアパートに行きます、彼女はジョイよりやや年上なのですが、フィリピン人の男との間に14歳の娘がいます、男は子供が出来たと解るとお決まりのトンヅラをし彼女は子供やファミリーの為に日本にタレントとしてやって来てジョイと出会ったのです。


もちろん、ワタクシも10数年前から知っています、今は昼間は1時から5時まではオシボリ工場で働き夜はフィリピンパブで働いているのです、アパートの中に入ると日本人と一瞬に仲良く映った写真が飾られています、当然、恋人です、このアパートによく来るようですが男は妻帯者、しかし、恋人には金銭的には余り頼らないようで、頼るのは主にお客様になのです、お客様、このブログを読んでらっしゃる、そう、ア.ナ.タ.気をつけて下さいね。


彼女がオシボリの仕事に行くのでワタクシとジョイは横浜に撤退です、帰りに紙袋一杯に店のパーティーのビンゴでもらった、商品を頂いて帰ります、トースターや小型ポットなどなどお客様が一回1000円で買ったビンゴ券で当たった商品がたくさんです、途中に神社があったのでワタクシとジョイは「ありがたや、ありがたや、お客様」とお客様の為に祈って帰路についたのです。


横浜に着いたワタクシたちはラーメン屋さんに入ります、トンコツラーメン大好きなワタクシですが食べた後は油でやられお腹ピーピー必至な為に1年に一度しか食べれないのですが、案の定店を出て5分ほどでお腹がゴロゴロしてきました、さて、後は横浜から約一時間かかる家まで持つかどうかなのです、用意周到なワタクシですからトイレが駅のどこにあるかはチェック済みです、急いで駅に歩きます、都会に出たばっかりにこんな事になるなんてと神を呪いたく事もあります、過去色々経験したワタクシですが、こればかりはどうしようもないのです、地元のバス停にやっと着き、こんなことなら先程お参りした神社に追加でお願いしとけば良かったとゆっくり歩くジョイを残し家に超高速スキップ飛んで帰りなかなか来ないエレベーターの前で少し漏れたかもしれないワタクシだったのでございます、皆さんもこんな経験ありますよね~。



次回に続きます、いつも御覧いただきまして心より感謝致します。