339.褐色の花嫁.4 | マリンタワー フィリピーナと僕といつも母さん byレイスリー
ワタクシ「あら、久しぶりだねー、山崎君」


山崎君「レ、レイスリーさーん!!、お久しぶりでございます~」


ワタクシ「このポスターの店は山崎君のいる店なの?」


山崎君「そうなんですよ、タレントがいますよ12名ですよ!!」
当時、タレントの時代は去り、帰って行くタレントはいるものの来日するタレントは皆無でした、各フィリピンパブはアルバイトの確保に躍起になっていた時代です、どうしてこの店のタレントたちが来れたのかは判りませんが、正真正銘の就労ビィザのタレントたちでした。


どうして判ったかって、それは当然のように店にワタクシが行ってしまったからです、店は以前ワタクシが妹のようにしていたネリーやレイアがいた店ですが経営者が変わっていました、店に入るとちょうどショウタイムの時間で数ヵ月ぶりのフィリピンパブが懐かしく思えます、タレントが12名、アルバイト10名ほどですが宣伝不足なのか意外なほど空いていました。


席につきタレントが来るのを待ちます、店に入る前にアルバイトはいらないよと山崎君に言っておいた抜かりのないワタクシでした、ふと周りを見渡すと制服組と私服組に別れているのに気がつきました、若さから見て制服組がタレントと言うのは直ぐ判ったのですが、その制服がボーイスカウトのようなので色気にかけていました。


席にやって来たタレントはブリトニーと言う23歳の制服の上からでも判る巨乳の娘です、可愛い娘でした、
ブリトニー「アナタ ミタコトアル」


ワタクシ「えっ、本当に」
でも、これは本当でした、ブリトニーはワタクシが以前通っていた店を言い当てました、彼女は2度その店にタレントでいたのでした。


彼女は可愛かった、しかし、彼女が笑う度に歯にギラリと光のです、そうですブリトニーの歯の真ん中にはギザギザと歯の矯正の為に取り付けられた金属があったのです、彼女の可愛さと巨乳を打ち消すような金属はワタクシを興醒めさせました、ブリトニーは話も話し方も嫌みもない気持ちのいい娘でした、ワタクシが歯の金属の事を言うと結構気にしたようです。

つまらない事を気にするワタクシですが、せっかく美しいのにこんな物が付いてるばかりに美が削減されるのは勿体ないと思ってしまうのです、と言ってこの頃のワタクシは頭が仕事に行っており女性をどうにかしようという気持ちが薄くなっていました。


それでも、この店に何度か通うようになっていました、一週間か10日に一度くらいのペースで通ったでしょうか、ある時ブリトニーが歯の金属を取り外したいといい始めました、
ブリトニー「ダッテ、アナタ コレ キライデショ」
確かにそうなのですが、仕事に集中しているワタクシは日中抜け出しブリトニーを歯医者に連れて行くのは当時はかなり難しい状況だったのですが、たまたまポッカリと予定が空きブリトニーをドスケベ大王の先生のところに連れて行く事になったのです。


錦糸町の駅で待ち合わせ先生の歯科に二人で向かいました、何故か嬉しそうなブリトニー、実は今彼女がいる店は同伴もなければアフターも禁止、この日はワタクシと歯医者に行くと言うので店も許可を出していたのです、彼女も歯医者とはいえ久々の男性とのお出掛けだったのです、会ってからはずっとワタクシに腕組みや手を繋いでくるブリトニー、電車の中でも無邪気に笑っていました。


そしてドスケベ大王の歯科に到着です、受付の女性に通され治療室に入ると先生はさすがに真面目に彼女の歯を真剣に見たのですが、ワタクシの失敗です、先生には矯正は難しかったのです、矯正は矯正専門のところに行かないと駄目だと言う事です、先生のところから錦糸町の駅に着いた時ブリトニーがワタクシと食事したいと言い駅の側の焼肉屋に行きました、そこでワタクシはブリトニーから思わぬ事を聞くのでした。



次回に続きます、いつもご訪問いただきまして誠にありがとうございます。