80.ハルの微笑み.25 | マリンタワー フィリピーナと僕といつも母さん byレイスリー
さてマイクロバスでパタヤから戻りバンコクに入る15人からなる一団、このなかの7人の女の子が故郷に戻るという事でタイスキでお別れの食事をする事になりました。


タイスキ、タイ料理の定番と言えばトムヤムクンですが、このタイスキは‘タイのすき焼き,と言われる物なのですが実は坂本九が歌った「上を向いて歩こう」がアメリカでNo.1ソングになった時「スキヤキ」のタイトルになり、そこからネーミングされたと言うのが一般の説らしいのです。


いずれにしても日本が絡んだタイスキなのですが、料理はすき焼きとは違いしゃぶしゃぶと鍋の中間地点とでも申しましょうか味もスープに備え付けの唐辛子やナンプラーその他の調味料を混ぜて自分好みの味を作り出すのですが、それが受けて現在もタイの名物の一つになったようです、ワタクシが初めて行った時はまだブームが始まったばかりの時なのでした。


丸いテーブルに5人づつ別れワタクシ、ハル、梅津君、エミ、ノイが座ります
ワタクシ「タイスキがダイスキな~んちゃって」

ハル、エミ、ノイ
「...................」

梅津君「ヤッパ凄いス、レイスリーさんは、ヒュー、ヒュー最高~っ」
グ、グレートなジャパニーズジョークはタイでは受けないのです、そして梅津君との関係は今も続いており、ワタクシには可愛い奴なのです。


さてタイスキを食べ終わり7人の女の子は両手を合わせ皆に挨拶をしそれぞれに帰って行きました、そしてワタクシ達は再びマイクロバスに乗り込みホテルに向かいます、その車中でワタクシは本間さんに「オラ、オラ、オラ」と目配せを送ると本間さんはよしえママに話し掛けるのでした
本間さん「ママ、きょ、今日の夜パッポンストリートでも歩いてみない?」


みつえママ「今日私はマッサージに来てもらうから皆で行ってくれば」


本間さん「そ、そうレイスリーさん行って見ますか?」


ワタクシ「イヤ~ッ、今日はタイ最後の夜だし行って見るか、なっハル?」とハルの方を見るとワタクシの方を睨み付け
ハル「フフフ、イッテミタイカ、イクノカ!!」

ワタクシ「いやいやいや、梅津君が行きたいって昨日言ってたらかさァ」

梅津君「ちょ、ちょ、ちょっと待って下さいヨ、ぼ、ボカァ(僕は)ど、ドッチデモいいですからァ~ッ」


ハル「ナイナ」


ワタクシ「へっ!?」


ハル「イ.カ.ナ.イ」


ワタクシ「そっ、そうだよね、行かないよね、行くわけナイよ、そんなところ、本間さんも変な事言わないでね~ッ」
「それはないよ」と言わんばかりでワタクシを見る本間さんと梅津君、パッポンストリート行きの夢破れたワタクシは「ナハ、ナハハハハハハハッ」っと笑って誤魔化すしかなかったので御座います。



次回に続きます。毎度のご訪問誠に誠にありがとうございます。