76.ハルの微笑み.21 | マリンタワー フィリピーナと僕といつも母さん byレイスリー
飛行機を降り出口への通路はずいぶん遠く感じました、というより本当に遠いのです。


早く会いたいという気持ちで足が自然に速くなるのですが、みつえママとサクラが足手まといとなり税関にたどり着くのに15分以上もかかってしまいました、税関を出てワタクシと梅津君と本間さんはバック一つの軽装なのですが、荷物を待つサクラはやっと出てきた大きなスーツケースを2つ持ちきれず結局手伝う羽目になってしまうのでした。

ワタクシ「サクラなんでこんなに大荷物になるんだよ」


サクラ「レイスリーさん違うよ、タイでお土産買って帰るから2つ持ってきたのよ」


ワタクシ「お、お土産って」
みつえママがワタクシがカッカ来てるのを見て
「ごめんなさい!」と手を合わせ謝ってきますが当のサクラは意に介せずなのです、それが更にワタクシをイラつかせます。


飛行機到着から1時間やっと歓迎口に着くとハル、エミ、夕子、ノイ、そして彼女達の姉貴分のカイの5人が手を振りながらワタクシ達を様々にそして笑顔で出迎えてくれたのです。


ワタクシ達は再会を喜び合いました、一時はどうなるかとも思っていた事や旅の疲れが一気にぶっ飛びました、そして総勢10人でレンタルしたマイクロバスに乗り込みました。

ワタクシ「ハル、元気だとたったか、少し痩せたな」


ハル「ウン、タイ ノ ゴハン ワ オイシクナイカラ アマリ タベタクナイ」


ワタクシ「タイの米はパサパサしてるからな、チャーハン向きだからな、日本の米の方が美味しいだろ」


ハル「ウン、イープン(日本)ノ ゴハン ワ ホントニ オイシカッタヨ、ソレニ タイ ワ アツイ カラ ゴハン タベル スコシ ダケヨ」


確かにタイは暑いのです、ワタクシはこの先何度かフィリピンに行くのですが暑いと思った事が少ないのです、それはタイの暑さを経験していたからかもしれません、常に軽いサウナに入っているように息苦しい暑さとでもいうか、しかしワタクシはこの暑さが癖になりその後10回ほど行く事になるのでした。


一行を乗せたマイクロバスはホテルに到着し荷物を置おいてひと休みし外に食事に出かける事に、そこに店の女の子7人が合流し久々にあった総勢17人が懐かしげに皆様々の話を10分ほどしタクシーに分乗し食事に出発です。


しかし車は大渋滞です、そうですバンコクはどこに行っても大渋滞という事で有名なのでした、約40分掛けて到着したのは観光ガイドにも出ている中華レストランです、ボーイがローラースケートを履いて右や左と動き回っています、料理の味は全く記憶に残っていないのですがショータイムがあったりなかなか楽しませてくれました。


そこからまた40分掛けてホテルに戻り女の子達もハルとエミそして夕子以外は皆帰って行きました、時間も22時やっと大人数の行動から解放されてハルと二人になったのです、朝4時起きでグッタリしていたワタクシでしたが力を振り絞りハルと久々に激しく愛し合うのでした。



次回に続きます。いつもご覧頂き誠に誠に有り難う御座います、厚く御礼申し上げます。