デカローグ! | ラッタッタ♪

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俳優・浅野令子&鼻メガネさんの日記です



今週から稽古が始まりました!

ポーランドの名匠、
クシシュトフ・キェシロフスキ監督の
十篇の物語からなる映画(元はテレビシリーズとして発表された)を世界で初、十篇連続舞台化する
新国立劇場『デカローグ 』


私はプログラムA で1話と3話に出演します。



「デカ」は10、「ローグ」は言葉・話を意味する言葉で、旧訳聖書の十戒をモチーフに書かれた十篇ですが、全部観なければ理解出来ないとか、十戒を知らないと面白くないとか、そんなことは全くありません!

ひとつひとつ独立した物語ですし、順番すら関係なく観ていただいても十分お楽しみ頂けると思います。

ですが演出の小川絵梨子さんの話を聞くたびに、すべての話に聖書では解決しきれない現代人の細かい心情が描かれていて、十篇すべてやる事に意味があるのだろうし、十篇の中の1パートなんだという意識が高まりました。

私は正直、今回のお話を頂くまでクシシュトフ監督の『デカローグ』を知らなかったのですが、昔映画館で全部見てとても好きでパンフレットも買った!という方がパンフレットを貸してくださり、その表紙が上の写真です。


私はこの絵にとても惹かれました。


映画ファンの方にも、初めてデカローグに出会う方にも、劇場でいい時間を過ごして頂けるよう、皆で1本1本線を描いていきたいと思います。