もう終わって一週間経ってしまいましたが、
新国立劇場開場25周年記念公演
『レオポルトシュタット』
全20回公演を無事に終えることが出来ました!
劇場に足を運んでくださったお客様、
遠くで気にかけてくださった方々、
素晴らしいカンパニーの皆様、
そして支えてくれた家族、
本当にありがとうございました❤️❤️❤️
秋晴れの空を見上げる度に、あぁ、こんな日が千穐楽だったなと思い出しては、
どどどと舞い戻った日常や、
本番終わってから襲ってきた腰痛とにらめっこしながら、
睡眠取れる時はとことん取って、
少し目が覚めてもまた見ていた夢に戻るという技を取得し笑、
家族や友人と美味しい物をゆっくり食べ、
ようやく落ち着いてこのブログを書いています~
トム・ストッパードさんが書いた『レオポルトシュタット』は、最初「Family Album(家族写真)」という題名にしようかと思っていたそうで、そのくらい劇中に出てくる家族のアルバムが重要な軸となっていました。
私の役、ヴィルマは、そのアルバムの家族ではないけれど、一番そのアルバムを眺めている時間が長かった役でした。
演出の小川絵梨子さんから稽古中に、自分の幼い頃の写真を持ってきてくださいと言われて持ってきたこの写真。(一番ちっちゃいおかめちゃんみたいなのが私です🐷)
みんなそれぞれ色んな写真を持ってきて、すぐわかる人もいれば、全然今と違ったり、そんなみんなの写真が貼られたアルバムを使って暫く稽古していました。
いま思えば、そのアルバムを大切に扱うという事だけでなく、幼い頃を垣間見れた共演者達への愛情も深まったと思います。
本番では、演出部さんが作ってくださった当時の白黒の写真が沢山貼られたアルバムになり、不思議とその全く関係のない写真の人達でさえどんどん愛おしくなり、「死んだ人の顔を知ることが出来る」奇跡を実感する毎日でした。

その写真を真似てポートレート風に😚
そして、今回の座組での分厚い家族アルバムが本当に出来ちゃうよってくらい、みんなとも沢山撮らせて頂きました💕今年の宝物です✨
さぁ、気付けば年末はすぐそこだ💦
改めて出会いに感謝して、次の旅へ進みたいと思います~!