お魚と日本酒が美味しいお店でした | ラッタッタ♪

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俳優・浅野令子&鼻メガネさんの日記です



この時期になると毎年、「なぜ秋は いつもこんなに 突然ストンとやって来る」というドリカムの詞に深く頷きながら、てくてく歩きます。

猫もちょっと寒そう。


昨日は、私のホームと呼べる存在だった、元バイト先の新宿の居酒屋さんとの突然の別れがありました。


私が新国立劇場演劇研修所に通っていた丸々三年間働かせてもらい、辞めた後も通る度に寄らせてもらって、息子と遠出するときのランチはここで。
私にとってホッと一息つける、安心出来る場所でした。
芝居好きな店長は私の舞台を必ず観に来てくれて。
家族経営のお店で居心地が良く、でもいわゆる温かく人情味溢れるとは一味違い、けちょんけちょんに言われても嬉しいというか、とにかく懐が深い。
辞めてもまた戻って働く人が本当に多かった。

そんなお店に昨日も甘えに、土田英生監督の映画『それぞれ、たまゆら』のポスターを貼らせて頂こうと、ミッシングピースの社長であり今回の映画のプロデューサーである西田みゆきさんとその居酒屋さんにお邪魔する予定でした。


事前に連絡しておこうと電話すると、いつもの懐かしい声が。
でもポスターの話をすると大爆笑💦

「ごめんなぁ、うち、今夜で終わりなんだよ」


なんとーーー!!!!!

 
自粛中はもちろん、なかなか最近は新宿を通ることがなく、どうしてるか気になっていたもののブログをチェックするくらいで、、、


ポスターの件が無ければ、一緒に行くよとみゆきさんが言ってくれなければ、
私はお世話になりまくったお店の皆さんにお礼のひとつも言えずに、連絡先もわからないままお別れするところでした。

滑り込みセーフ。

すべてに、感謝です。



永遠に変わらないものはないんだと改めて実感したし、変わらざるおえないこの状況の無情さ、ママさんの「まだ実感ないのよ~」と笑いながらの言葉が胸に刺さりました。


そして、仲良いお店に頼んであげるとポスターとチラシも受け取ってくれて、最後の最後まで本当にありがとうございました😭


ふらっと行ったら会えるという場所は無くなっちゃうけど、また会えますように。

私も、がんばります!