今日(9月15日)は「老人の日」だそうです。そして今年の敬老の日は9月17日ということになります。このダブルスタンダードな話は、いうまでもなく「ハッピーマンデー制度」によるものですが、その現状をネットからあつめてみました。
まず敬老の日ですが…
敬老の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としている。
2002年(平成14年)までは毎年9月15日を敬老の日としていたが、2001年(平成13年)の祝日法改正いわゆるハッピーマンデー制度の実施によって、2003年(平成15年)からは9月第3月曜日となった(当時、提唱者が存命であったため、提唱者から日付の変更について遺憾の意が表明された)。
なお、敬老の日を第3月曜日に移すにあたって、高齢者団体から反発が相次いだため、2001年(平成13年)に老人福祉法第5条を改正して9月15日を老人の日、同日より1週間を老人週間とした。
Wikipediaには上記のように書いてあります。次にハッピーマンデーの評価については以下の記述があります。
...............................
観光業界を中心に連休が増える事によって観光その他の需要が増すと歓迎する人の意見がある一方、飲食店やその客の送迎を担うタクシー業界など休日前がかき入れ時となる業種では、「休日前日」の相対的減少によりかえって景気が悪くなったという声もある。
また、歴史的に意味のある日付を移動させる事への不満や、恩恵の少ないサービス業従事者からの批判がある。24時間体制の工場労働者や病院の看護師などの交代シフト勤務社員もこの制度とは無関係である。
一部の人々や企業は月曜固定祝日に関しては祝日として認めないケースがある(カレンダーも平日表記扱い)。例えばトヨタカレンダー方式では原則祝日は無関係のため、これらの月曜固定祝日は当然のごとく認めていない。
体育の日に関しては晴れの特異日といわれていた10月10日から10月の第2月曜日に移動し体育の日に雨が降ることが増えたため、学校等の運動会に問題が生じたという批判があるかのようにいわれるが、実際にそのようなデータはない。そもそも10月10日が晴れの特異日ということ自体誤りであり、気象学ハンドブックによれば10月の晴れの特異日は14日である。
さらに月曜日の休日が増えるため、学校(特に大学など高等教育機関)等の時間割に無理が生じるという批判もある。大学によっては、月曜日が祝日・休日の場合でも授業を行うところや、足りない分の月曜日の授業を別の曜日に行うところもある。しかし、後者の方法だと、複数の大学で教えている教授の場合、他の大学と授業が重なる場合があり、
どちらかの授業を休講にしなければならないという問題が生じる。時間割を巻紙方式にしている所は影響しない。
他には海の日の7月20日が7月の第3月曜日に移動したため夏休みが遅く始まる学校が多くなっているが、これには学校週5日制も関係している。
成人の日はハッピーマンデー制度導入に伴い、2000年より1月第2月曜日(1月8日から14日までのうち月曜日に該当する日)に変更された。これによって、もともと成人の日であった1月15日には法律を改正しない限り設定されなくなってしまった。成人の日を1月15日から1月第2月曜日に移動したことは、神社・仏閣が多い古都など一部の人々に賛否両論がある(元々は成人の日は1月11日ごろであった)。また、冬休みが長くなる学校が増加した(成人の日含める)。
地方などでは帰郷する成人が参加しやすいよう成人の日の前日の日曜日に開催する自治体も多い。ハッピーマンデー制度導入前は、1日のみの休みでは交通事情から故郷での成人式への出席が困難な成人も多かった。これに伴い正月、ゴールデンウィークやお盆に開催していた自治体も1月の成人の日(または前日の日曜日)開催に戻したところも西日本を中心に多い。
しかしながらこの制度で移動させた祝日には当然ながら元々その特定の日に意味を持つ為、本来の祝日としての意味を失わせる軽率な改正だという批判もある。
成人の日(1月15日) 小正月であり、元服の儀がこの日に行われていた
海の日(7月20日) 祝日とされる前は明治天皇が「明治丸」による北海道・東北地方への巡幸から横浜港へ無事帰着したことの記念日だった
敬老の日(9月15日) 奈良時代、元正天皇が養老の滝に行幸した日
体育の日(10月10日) 東京オリンピックの開会式
..................................
改めて思いますが、ものごとの是非については常に賛否両論がつきまといます。よく国会の場で「数の論理…」が批判的に語られたりしますが、民主主義の基本は多数決ですから、これを国会で語ることには矛盾がある気がします。
しかしこれが「少数意見の無視」であってはいけません。そのあたりのバランス感覚がむずかしくもあり、日本的民主主義の大切さでもあるのではないでしょうか?
たまたま先日着工した外環道について、某大学の学生から取材がありました。ボクの意見はすでにブログに書いていますので、読んでいただく(下記)として、
2011年12月13日 外環道 建設再開
http://ameblo.jp/ray-shimoda/entry-11105612776.html
2012年9月5日 外環道の着工式が執り行われました!
http://ameblo.jp/ray-shimoda/entry-11347001999.html
そこに書いたように、反対意見を取り入れることによって新たに生まれてくるものがある、ということです。ヘーゲルの正反合(弁証法)に似たメカニズム(これでもインド哲学科出身です…笑)によって一歩高みへ向かうことができると思います。
ボクは上記の記事でそれを経済学者シュンペーターが提唱した「イノベーション」ではないか、という言い方をしました。少数意見の尊重はこうした人間の英知につながっていくと思います。
練馬区議会で3人しかいないボクの会派はなかなか意見がとおりませんが(爆)
まず敬老の日ですが…
敬老の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としている。
2002年(平成14年)までは毎年9月15日を敬老の日としていたが、2001年(平成13年)の祝日法改正いわゆるハッピーマンデー制度の実施によって、2003年(平成15年)からは9月第3月曜日となった(当時、提唱者が存命であったため、提唱者から日付の変更について遺憾の意が表明された)。
なお、敬老の日を第3月曜日に移すにあたって、高齢者団体から反発が相次いだため、2001年(平成13年)に老人福祉法第5条を改正して9月15日を老人の日、同日より1週間を老人週間とした。
Wikipediaには上記のように書いてあります。次にハッピーマンデーの評価については以下の記述があります。
...............................
観光業界を中心に連休が増える事によって観光その他の需要が増すと歓迎する人の意見がある一方、飲食店やその客の送迎を担うタクシー業界など休日前がかき入れ時となる業種では、「休日前日」の相対的減少によりかえって景気が悪くなったという声もある。
また、歴史的に意味のある日付を移動させる事への不満や、恩恵の少ないサービス業従事者からの批判がある。24時間体制の工場労働者や病院の看護師などの交代シフト勤務社員もこの制度とは無関係である。
一部の人々や企業は月曜固定祝日に関しては祝日として認めないケースがある(カレンダーも平日表記扱い)。例えばトヨタカレンダー方式では原則祝日は無関係のため、これらの月曜固定祝日は当然のごとく認めていない。
体育の日に関しては晴れの特異日といわれていた10月10日から10月の第2月曜日に移動し体育の日に雨が降ることが増えたため、学校等の運動会に問題が生じたという批判があるかのようにいわれるが、実際にそのようなデータはない。そもそも10月10日が晴れの特異日ということ自体誤りであり、気象学ハンドブックによれば10月の晴れの特異日は14日である。
さらに月曜日の休日が増えるため、学校(特に大学など高等教育機関)等の時間割に無理が生じるという批判もある。大学によっては、月曜日が祝日・休日の場合でも授業を行うところや、足りない分の月曜日の授業を別の曜日に行うところもある。しかし、後者の方法だと、複数の大学で教えている教授の場合、他の大学と授業が重なる場合があり、
どちらかの授業を休講にしなければならないという問題が生じる。時間割を巻紙方式にしている所は影響しない。
他には海の日の7月20日が7月の第3月曜日に移動したため夏休みが遅く始まる学校が多くなっているが、これには学校週5日制も関係している。
成人の日はハッピーマンデー制度導入に伴い、2000年より1月第2月曜日(1月8日から14日までのうち月曜日に該当する日)に変更された。これによって、もともと成人の日であった1月15日には法律を改正しない限り設定されなくなってしまった。成人の日を1月15日から1月第2月曜日に移動したことは、神社・仏閣が多い古都など一部の人々に賛否両論がある(元々は成人の日は1月11日ごろであった)。また、冬休みが長くなる学校が増加した(成人の日含める)。
地方などでは帰郷する成人が参加しやすいよう成人の日の前日の日曜日に開催する自治体も多い。ハッピーマンデー制度導入前は、1日のみの休みでは交通事情から故郷での成人式への出席が困難な成人も多かった。これに伴い正月、ゴールデンウィークやお盆に開催していた自治体も1月の成人の日(または前日の日曜日)開催に戻したところも西日本を中心に多い。
しかしながらこの制度で移動させた祝日には当然ながら元々その特定の日に意味を持つ為、本来の祝日としての意味を失わせる軽率な改正だという批判もある。
成人の日(1月15日) 小正月であり、元服の儀がこの日に行われていた
海の日(7月20日) 祝日とされる前は明治天皇が「明治丸」による北海道・東北地方への巡幸から横浜港へ無事帰着したことの記念日だった
敬老の日(9月15日) 奈良時代、元正天皇が養老の滝に行幸した日
体育の日(10月10日) 東京オリンピックの開会式
..................................
改めて思いますが、ものごとの是非については常に賛否両論がつきまといます。よく国会の場で「数の論理…」が批判的に語られたりしますが、民主主義の基本は多数決ですから、これを国会で語ることには矛盾がある気がします。
しかしこれが「少数意見の無視」であってはいけません。そのあたりのバランス感覚がむずかしくもあり、日本的民主主義の大切さでもあるのではないでしょうか?
たまたま先日着工した外環道について、某大学の学生から取材がありました。ボクの意見はすでにブログに書いていますので、読んでいただく(下記)として、
2011年12月13日 外環道 建設再開
http://ameblo.jp/ray-shimoda/entry-11105612776.html
2012年9月5日 外環道の着工式が執り行われました!
http://ameblo.jp/ray-shimoda/entry-11347001999.html
そこに書いたように、反対意見を取り入れることによって新たに生まれてくるものがある、ということです。ヘーゲルの正反合(弁証法)に似たメカニズム(これでもインド哲学科出身です…笑)によって一歩高みへ向かうことができると思います。
ボクは上記の記事でそれを経済学者シュンペーターが提唱した「イノベーション」ではないか、という言い方をしました。少数意見の尊重はこうした人間の英知につながっていくと思います。
練馬区議会で3人しかいないボクの会派はなかなか意見がとおりませんが(爆)