(MSNより引用)..........................................

いじめ問題で小中学校長緊急会議 「生徒が話せる雰囲気を」 茨城
2012.8.29 02:05

常陸太田市の中学2年の男子生徒が自殺した問題などを受け、県教委は28日、市町村小中学校の校長らを集めた緊急会議をつくば市吾妻のノバホールで開催した。24日に行われた県立高校校長向けの会議に続き、いじめ問題の早期認知、対応の重要性を訴えた。

会議には県内全公立小中学校の校長や教頭ら780人が参加。県教委の小野寺俊教育長が「どんな小さなことでも認知して、表に出してほしい」とあいさつし、チェックリストなども配布した。

また、県スクールカウンセラーとして緊急支援に長年携わってきた村上めぐみさん(52)は「(いじめ問題に)ふれてはいけない雰囲気になっている。生徒が(問題に対する)自分の気持ちを話せる雰囲気を作ることが大切」とし、そのためにも、「日頃から生徒たちとのつながりを生むために校長先生が校内を歩き、自ら声をかけて」などと呼び掛けた。

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いまに限ったことではないですが、いじめはなかなか解決しにくい難しい問題ですね。

ボク自身もいじめられた経験があり、子どもながら先生や親に打ち明けるのも結構大変だった記憶があります。

当時はそれでもいじめられている子が勇気を出して行動しなければならないという風潮が強かったと思います。ボクのときは同じ境遇の同級生たちと団結して、校長室へ直接行き打ち明けたことにより解決しました。当時の校長先生はいまも交流がありますが、話を聞いてくれる、という雰囲気が普段からあったことが解決につながったと、いま感じています。

ボクの小学校時代なら、学校での直接的ないじめくらいしかなかったと思いますが、いまやSNSの普及などによって、いじめの方法も多様化し、大人でさえも思いつかないようなことが子どもたちのコミュニティでは起こっているようです。

「いじめを解決するには」という話になると、まず「あなたから、抱えてることをいってきて」という受け身の意見が中心であることに、ボクは違和感を感じています。

そんなことできたら悩む子たちはいない・・・と思うのですが。

80年代にノルウェーで考案され、25年にわたり改良が加えられてきた「オルヴェースいじめ防止プログラム」というのがあります。
これは、子どもではなく大人たちがいじめを予防し起きたときは解決までのすべての責任をとるというのが特徴的で「把握できなかった」では済まされないような仕組みなっています。

子どものコミュニティも大きく変わったいまだからこそ、改めてボクたち大人が意識を変えて見守りたいですね。

子どもはかけがえのない財産ですから。