解剖的に考えると手(上肢)は「鎖骨」と「肩甲骨」が根本になり、「胸骨」なり背側の肩甲骨が根本になります。
まさに腕は胸から生えています(^O^)/
脚(下肢)は同様に「仙骨」から生えていることになります
ですから、鎖骨や肩甲骨、骨盤を意識することで、パフォーマンスは変わりますが、それだけではバレエの動きにはなりません
解剖学的に正しい知識を得ることは大事ですし、それを自分の身体に落とし込んで、その知識を肉体化するのはとても大事です( ー`дー´)キリッ
でも実際に踊るとなると、それだけでは足りません!!
何が必要なのでしょう
それは...!!!!
『背骨』です!!!!!
『脊椎(セキツイ)』がとても重要です
脊椎をなめらかに使うことがバレエにおいてはとても大切です(*´∀`*)
逆に脊椎を思いっきり使って身体を動かします。
バレエにおいては「スクエア」ということがよく言われますが、もし胴体部分を本気で固めてしまったら、腕も脚も動かせません☆
(「脚をあげるときに骨盤を動かさないで(「スクエア」を保って)上げなさい」と教師から言われると相談を受けますが、解釈が間違っています(^_-)☆)
スクエアの意味は表層に近い筋肉を使わないということです(・∀・)b
「深層筋」を使いたいのです
たとえば、アラベスクに脚を上げることを考えてみましょう('-^*)/
脚は立位で十分に伸展しているので、股関節の伸展だけでしたら、せいぜいデリエールタンジュくらいしか、脚は後ろに上がりません。
では、どうやって脚を高々と後ろにアラベスクするのでしょう?
このカラクリはシンプルです
骨盤を前傾するのです(*^ー^)ノ
骨盤を前に倒していきます。
すると、脚を動かさなくても、脚は上がっていきます
*↑骨盤が前傾しているのが、よくわかります♪
もちろん骨盤と一緒に脊椎も倒してしまってはパンシェになってしまいますので、脊椎を伸展させていきます。
背骨を反らすのです
ですから、アラベスクへの脚上げというのは、実は脊椎の伸展なのです
同様にY字もドゥバンのバットマンも「脊椎の運動」です。
決して脚の運動ではありません☆
背骨が運動の中心(より中心は「腹腔」であり、「胸腔」です)だとわかると、腕や脚を動かすのは背骨ということが見えてきます
解剖学も大事ですが、『生きた解剖学』にしていくためには、動きの中で筋肉と骨格の連動を考えるバイオメカニクス的な視点も必要です( ー`дー´)キリッ
とは言え、カラクリを知ってしまえばシンプルです。
背骨を意識しましょう!!!\(^o^)/
「バレリーナの生きた解剖学」とは、まさに「動きの中で筋肉と骨格の連動を考える」ことです
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*脊椎(セキツイ)をなめらかに使うには、『脊柱起立筋群』↑は重要✨