もう誰も信じないと胸に誓った。そんなクリスマスであった。

事の発端は12月24日。
まさかの快晴。
基本的に僕はこういう天気のいい日に部屋でじっとしてるのに耐えられない性格で、怖いもの見たさも手伝い銀座に向かった。

銀座に着いたのはお昼前だった。
いつも通りの銀座で、僕はちょっとほっとした。
僕はアバクロに行って自分にプレゼントを買ってあげてドトールでお昼をすませた。

昼食後、再び銀座をブラブラする。

お昼過ぎになると銀座も人足が増え始める。

ここで僕が最も危惧していた一種の不安が確信になる。

カップル勢である。

彼らは僕ら独男には全く歯が立たない程の規模の人数で銀座に現れ、独男を脅かしてくる。

スカウターなるものがあれば測ってみたいくらいカップルの数が尋常じゃなかった。

夕方にはもう、一人よりカップルが多いんじゃないかと目を疑う程の惨事になっていた。

そんななか、僕は一本の大きなクリスマスツリーの前にふと足をとめ、カメラを構えようとした。

その瞬間!!

カップル「すいません、写真撮ってもらってもいいですか?」

絶句。

まさか彼らからこのようなアプローチをされるとは。

まさか僕が独男であることを嘲笑う為にこんなことをさせて僕をピエロにしようという魂胆じゃ?

恐ろしい。恐ろしすぎる。

迂闊に外に出た事を心から反省した。

結局、

俺「いいっすよ^^じゃあそこ立ってください^^」

僕は心で泣きながらシャッターを切った

こんな、こんな仕打ちってないよ...。


僕はその夜、枕を涙で濡らしながら眠りについた。


ハイパーアシスタントの憂鬱


ハイパーアシスタントの憂鬱


ハイパーアシスタントの憂鬱


ハイパーアシスタントの憂鬱


ハイパーアシスタントの憂鬱


我々は独男である。

日本に生まれ 日本に住み 二次元女を母とし

三次元女を父としてきた。

我々の先祖は みなそうであった。

我々も 我々の後輩も そうでなければならない。

ところが 我が愛すべき國 日本で聖夜を独りで過ごす独男が否定されつづけてきた。

聖夜に出歩く 不届きな男女が由緒正しき独男の一人歩きを脅かす悪しき風潮が

世の隅々にまでいきわたっている。

来たる十二月二十三日、二十四日、二十五日

世の陰謀か必然か憎き聖夜が我々が最も危惧すべき金、土、日に繰り広げられようとしている。

独男にとって極刑以外にない。

我々は聖夜にうごめく不届きな者に徹底抗戦するために結成された実行部隊である。

あらかじめ食料と酒を買い込んだ行動はその第一歩である。

我々独男はこの悪しき三日間、外に出ることを拒否する。

世の独男諸君。

聖夜を恐れていた日も今日ここまでだ。今、立ち上がる時である。

世の幸せな男女諸君。

我々はこの三日間、独りぼっち慎ましく自室で過ごすことを宣言する。

我々の最後の一人が力尽きるまで この活動は続くであろう。

日本人のあるかぎり われわれは日本のどこにでもいる。

全国の同志は われわれの後に続き 聖夜は徹底的にひきこもろう。


二千十一年 十二月月二十日

                   日本民族独男義勇軍 別動

                       独男代表

$ハイパーアシスタントの憂鬱


適当に作ったセットの割には結構うまく撮れちゃった。