30年ほど前、僕は東急田園都市線の梶ヶ谷に住んでいました。

半蔵門線とつながっているので乗換えなしで神保町まで行けます。

それで30年前は毎日のように神保町に行っていました。

また他の在来線から田園都市線に乗り換える場合は渋谷なのでかなりの頻度で渋谷に行っていました。

もちろん再開発前の渋谷です。

井之頭線渋谷駅あたりの信州屋のあたりでよく飲んでいました。

実はそのあたりは再開発から逃れ昔と同じ雰囲気が残っているのです。

兆楽道元坂店に30年前に入ったことはなかったですが30年前と同じ佇まいです。

昭和をそのまま今に伝える老舗中華料理店であります。

 

兆楽の担々麺セットの記述の前に撮影日記ということで昨日の僕のふらふら歩きから渋谷まで書こうと思います。

 

「サムとハロルド」という芝居の写真撮影でゲネラルは2回あり13時からと17時半からでした。

1時間50分の芝居なので15時くらいに撮影が終わり次の17時半までの2時間半は下北沢駅まで歩きました。

時間つぶしです。

 

信濃屋本店を見てから鎌倉街道へ。

 

 

途中、丸長があります。

 

前回の訪問は2019年でした。↓

中華丸長@下北沢(代沢)  中華つけ麺520円(大盛り620円) | 船橋に憩う

 

丸長について書くと長くなるので僕が食べた丸長で面白いつながりを書きます。

 

いうまでもなく荻窪の丸長が総本店です。

もちろん30年ほど前に食べています。

 

でも初めて食べたのは目白の丸長でした。

 

そのときは「つけ麺」というものを知らずに食べたのです。

 

酸味があったし不思議なラーメンだと思いました。

 

自分は狭山に住んでいるのですが坂戸によく行きます。

 

坂戸でもっとも有名なラーメン店は丸長です。

 

実は坂戸の丸長は目白からののれん分けなのです。

 

丸長(荻窪)→丸長(目白)→丸長(坂戸)

 

のれんわけはこの2店しかないのです!!!

 

なので坂戸の丸長はぜひ食べてみたいと思うのです。

 

そしてリンクした下北沢の丸長は、以下のような系図です。

 

丸長(荻窪)→丸長(下北沢)

 

家系で言えば「直系」にあたる店です。

 

 

こちらのつけめんセット・・・いいですねえ・・・・

 

麺にご飯というのはダイエット中だしNGですが、こういうの好きです。

 

下北沢駅まで歩いたのですが、そこで撮った写真をこの調子でアップするとまたも長文日記になるので撮影が終わって

渋谷からスタートです。

 

 

マークシティのほうに僕は行きます。

 

実はそのあたりがはじめに書いた30年前にうろついていたエリアだからです。

 

この焼肉ナルゲっていう店もいつもむかついてます(笑)

 

自分はナルケだからです。

 

なんだかバカにされているようで・・・・

 

今日、検索したのですが、ナルゲというのは韓国語で「翼」「羽」という意味らしいです。

 

 

ここもものすごく古い歴史がある町中華ですね。

 

 

ここは麺定食とチャーハンと食べました。なので2回だけ行った感じです。

 

チャーハンは名物ということで僕にはめずらしいですがチャーハンだけを食べにここに行ったことがあります。

 

 

そして30年前に一番よく行ったのが信州屋です。

 

看板を見ると30年前から改装があったと思います。

 

30年前の信州屋はもっと古びた感じでともかくおっさんがおおかったです。

 

自分はまだ30代だしおっさんたちにまみれて天丼セットなんぞを食べてました。

 

安かったですからね。

 

 

30年前のこのあたりは暗い感じがしました。

 

そして信州屋の並びに兆楽道元坂店があるのです。

 

 

べたべたとたくさん貼ってあるメニューをじっと見ていました。

 

余談ながら兆楽のお隣はパンチョですね。写真でも確認できます。

 

昨年だったか鶴ヶ島市役所の大きな交差点があるところにパンチョがオープンしましたがどんどん店舗が増えている感じです。

 

そのパンチョの総本店がここなのですよ。

 

ダイエット中なのでパンチョに行くことはないですが、ここに総本店があるのです。

 

パンチョの店舗一覧

 

店舗一覧を見ると蒲田店がないですが・・・・そういえばステーキ屋になったのでした。

 

なんだかあちこちでみかけるのでもっと店舗数は多いのではと思っていたのですが、船橋にはないんですね。

てか千葉県は幕張店だけ???

 

 

もしかするとあちこち開店し蒲田店のように閉店しているところもあるのかもしれないですね。

 

 

さて、兆楽に話しを戻します。

 

 

自分はちょっと失礼かもしれないですが、「どーでもいい担々麺めぐり」を始めましたウインクウインクウインク

 

担々麺フリークに無視されるような店の担々麺めぐりです。

 

担々麺は陳県民さんが日本人に好まれるようにアレンジして作った創作料理と言ってもいいでしょう。

 

中国には日本で食べているような担々麺はないそうです。

 

陳県民さんが作ったいわば日式担々麺はやがて花椒、干しえび、漬物、ナッツなど複雑な味のデザインをほどこし

美しいビジュアルとなっていきます。

陳県民さんが担々麺を作った時には中国食材の調達が難しかったそうです。長い年月とともに中国食材が入手できるようになっていったからなのでしょう。



それと刀削麺が日本に紹介されたのはいつだったのでしょうか。

 

僕が20年通っている京成大久保の桂香という店のマスターはハルビン出身の中国人です。

 

あるとき刀削面は中国で食べられているのかときくとそれほどでもなく観光客用の食べ物だときいたことがあります。

 

日本では刀削担々麺なんかが成都だの正宗だのくっついていかにも中国で食されている担々麺という印象を受けますが、

桂香のマスターのいうことがただしいとするとやっぱり日本人が考えた担々麺ということが言えるでしょう。

 

まあ、成都だの正宗だの花椒を干し海老を使った美的な担々麺というものがあるというのが今の日本なのです。

 

その一方に同じく日本人が作った違うタイプの担々麺があるのです。

 

たとえば町中華の担々麺です。

 

これまで食べてきた感じではもともとお店のメニューにある「味噌ラーメン」のアレンジというパターンもみかけます。

味噌ラーメンを辛くしたものを「辛味噌ラーメン」とか「担々麺」「タンタンメン」などメニューに加えている店が多かった

です。

 

日本人は担々麺というと練りごまを使っていて豆板醤やラー油で橙色になったスープに補色であるあおい青梗菜が

はいっているものをイメージしないでしょうか。

 

美しいビジュアルです。

 

ところが町中華の担々麺では練りごまをつかっていない場合もめずらしくなく青梗菜が入っていることはまれであります。

 

でも町中華もいろいろでやっぱり個人経営だしご主人の料理の世界があって、おいしい店はなんでもおいしいのです。

 

町中華でたいしたことがない担々麺があり絶品と言える担々麺があるのです。

 

坂戸の三龍亭という老舗町中華には数種類の担々麺があり坦々麺を注文するお客さんも多いです。

 

埼玉通信 坂戸での一日 三龍亭 担々麺と半チャーハン900円 | 船橋に憩う

 

担々麺にナルトと海苔が入っていてそれは前代未聞と思いました(笑)

 

担々麺フリークからすれば邪道担々麺と無視されるかもしれないですがこれがおいしかったのです爆  笑爆  笑

 

長くなりましたが、町中華の独創的な担々麺の話しであります。

 

兆楽は「中国人が作るどーでもいい担々麺」に分類(笑)

 

ものすごく失礼ですが、兆楽はすごく庶民的な町中華だと思うのですよ。

 

こういった店で山椒や干し海老を使ったりインスタ映えするような担々麺を出すはずがないのです。

 

なんてたってスピードも大切ですからね!!!

 

必然的に「どーでもいい担々麺」になるのではということであえてチャレンジすることにしました。

 

担々麺のみ880円にしようかと思ったのだけれども撮影もうまくいったしセットで楽しもうと思いました。

 

もうすごいですよ。

 

ものすごい活気です。

 

行列はできてないですが、50名くらいはお客さんがいるのではといったにぎわいで満席です。

 

でも回転がはやいからすぐに会計しすぐに入れるのです。

 

厨房には6人くらい中国人コックさんたちがビデオの早回しをしているような感じで調理。

店内サービス係の女性の中国人たちは中国語で厨房に大きな声で伝えます。

 

お店全体のボリュームは高いです!!!!

 

自分が座ったカウンター席。

 

右には二人の若い女性。

 

お酒を飲みながらいろいろ話しをしています。

 

左はセットメニューを食べている男性でした。

 

僕は厨房を見ていました。

 

(隠し撮りしました。大将のように感じた人は中国語を話してましたが日本人のように見えました。)

 

ものすごかったです。

 

ものすごい手際のよさ。

 

ものすごいスピード。

 

強い火力で炎は人間より高くあがってます。

 

これ誇張じゃないです。

 

だから料理はすべて「爆」なのです。

 

ものすごく短時間で調理ができるのです。

 

では雑な調理なのかというと中国料理の基本をしっかりやっていました。

 

調理が終わるときれいに中華鍋を洗い、強火であたためてざざっとたくさんの油をいれて、その油をもどしてから

油をひいて調理していました。

 

いろいろな食材がすぐにとりだせるように配置されていてオーダーがはいると手際よく調理担当の人のそばに運ばれます。

 

オーダーを受けているスタッフからもおそらくはこんな風に中国語で伝達しているようでした。

 

「もう一人チャーハンオーダー入りました。前のオーダーとあわせて3人前です」

 

すばやく伝達するのでご飯を盛る人もすぐに3人前に変更してチャーハンを作る人へと渡すのです。

 

麺だけを茹でる人もいました。

 

デポを使って調理のタイミングを見て麺をつぎつぎにいれていき湯切りするのです。

 

6名くらいのコックさんたちのものすごい連携プレーです。

 

秒単位のとぎれない調理でこの人たちよくやっているなあと思いました。

 

のろのろとした調理はおいしくない。

 

これが中華料理だと思うのです。

 

もちろんそれとは別の中華料理もあるとは知っていますが、こういった大衆的な店では強い火力とスピーディーな調理だから

こそおいしいのだと思います。

 

兆楽はあんかけチャーハンが名物です。

 

渋谷の本店で僕はあんかけチャーハンを食べました。

 

ものすごく美味しかったです。

 

流石でした。

 

 

こちらの道元坂店も名物はあんかけチャーハンなのです。

 

チャーハンの調理はいたってシンプルでこれといった具材も入ってないのですが、強い火力とスピーディーな調理で

おいしいチャーハンなのです。

 

チャーハンのあとに担々麺がやってきました。

 

 

「どーでもいい担々麺」です。

 

中国人が作る「どーでもいい担々麺」にはかならずもやしが入っています。

 

肉味噌は冷蔵庫にいれているのか、冷たかったです(笑)

 

そういったことも多々あります。

 

でもスープが熱々だからまぜるとOKなのです。

 

青梗菜もあらかじめゆでておいておいたものなんでしょうね、こんな感じでいい加減な盛り付けです(笑)

 

見た感じ練りごまは薄めですね。

 

さらっとしたスープでラー油もきれに融合して全体にひろがっています。

 

 

 

実においしいです。

 

練りごまの濃度はごくごくとスープを飲める感じだからベースとなっているスープが生きています。

 

素材からのうまみを感じうまみ調味料がでしゃばったりしてません。

 

おそらくはすべての麺料理にこの麺を使っているのでしょう。

 

がしっとしていてやや硬めに茹でた素晴らしい麺です。

 

スープに肉味噌がまざりうまみの相乗効果。

 

口の中に運ぶとしゃきしゃきのもやしがさわやかです。

 

もやしが入っていて雑な盛り付けで冷蔵庫からだした冷いままの肉味噌。「どーでもいい担々麺」なのですが、

「どーでもいい担々麺」にもランクがあるわけで兆楽は最高ランクの担々麺だと太鼓判。

 

だてに60年やってない渋谷の名店ですね。