昨夜の興奮も冷めやらぬままあんまりよく眠れず。
今朝は7時ごろにメールの着信音でウトウトから覚め
そのメールのタイトルに驚愕。

「Message from Bono」

おいおい、ボノさん。
ナゼあなたはわたしの携帯アドレスを知っているの?

メッセージの一部↓

Hi, this is Bono...
Thanks for emailing...
We're having a great time in Tokyo,
we love this city...

その後は延々と世界の貧困を助けるために何ができるか
という熱いメッセージが綴られていました。

これから行こうという人にはネタバレで申し訳ないけど
「ONE」を歌うところであるメールアドレスが出てきて
ボノがこのアドレスにメール送って~!と促すのです。
まさかお返事くれるとはね。うふふ。
ま、これはかの「ほっとけない」キャンペーンの一環です。
この「ほっとけない」に関しては漠然とした胡散臭さが
どうしても先入観としてあるのですが。。。ボノさん?

そんなことよりもライブは単純に感動した。。。
さいたま新都心駅からアリーナのフロアにたどり着くまでの
道のりの遠さに発狂しそうになりました。
でもやっとたどり着いたその瞬間に
日の丸を振り回してボノが目の前に現れたのです。
その近さにビビりました。
そしてバカみたいにおいおいと泣きました。

写真は、バンドが去った直後のステージです。

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月曜日も行っちゃおうかな。。。
当日券出るらしいし。。。
キター!
とうとう今日だあ。

今日は朝から胃の中を蝶が舞っています。
欧米ではそんな表現をします。

夢見たよ。この日…。
とうとうです。
U2。

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今月は毎週末駆り立てられるように旅に出ましたが
月末にたどり着いた先は日光でした。

広島、宮島、京都、山中湖、日光と
欲張って訪れた11月でした。
安倍総理の差し金ではありませんが
日本は美しい国だなぁと思える旅シリーズでした。

何でだかはよくわかりませんが
なんとなく日光にたどり着くために
毎週毎週旅をしてきたような気持ちになりました。
それぐらい懐の深いところでした。

そこには日本があるべき姿といわんばかりの
日本の真の姿のようなものを発見することができました。

徳川家康を始めとする徳川の将軍たちが祀られた東照宮は
当時流行していたであろうもので埋め尽くされていました。
どこまでもおしゃれでタイムレス。
時代がどんなに流れても観るものを感動させる
ひとつひとつが丁寧に積み重ねられた「いい仕事」の集大成でした。

細工がもっとも豪華な陽明門よりも
わたしが好きだったのは拝殿に続く唐門でした。
4本ある柱のうちの1本がわざと天地逆さまに立っているのです。

完璧に完成させてしまうとそれで終わってしまう。
間違いや矛盾があるからこそ永遠でいられる。

戦国の世にそんなことに気づいていた
かっこいいひとたちが日本にいたのでした。

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そしてそんなひとたちが
信仰心と忠誠心とたっぷりの遊び心でつくった膨大な量の建造物を
何億円もかけて現代も修復しています。
戦国時代を潜り抜けて天下を統一した徳川家康が
日本がいつまでも平和な国であるようにと祈りながら眠る巨大なお墓。

あなたの夢見たような国に
今の日本はなれていますか?

日本は美しい国だぁ。
でも東京はあんまり美しくないなぁ。
何億円もかけてずっと修復してもらえるほど愛され続けるものが
一度は大空襲でまったいらになってしまったこの都市に
果たして作られているかしら・・・?

どうすか?
にゃんまげさ~ん? (from 日光江戸村)

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今朝、通勤時にふと目があった男性から
やおら「おはようございます!」と言われた。
??まったく面識のないひとなのに??
と、一瞬はてなマークだらけになったがすぐに合点がいった。

よく指摘されるがわたしの顔は常に
「びっくり」しているらしい。

ひとりでいるときは思考の淵に沈んでいることが多く
口は半開き。
そしてまばたきがすごく多い。

そうでなくてもわたしの眉毛と目の間には
荒涼としたスペースがもともとあり
そんな要素が入り混じった結果
わたしは知らぬまにいろんなひとに
「あっ!」と驚いているような印象を与えてしまうらしい。
今朝の「おはようございます!」は決定的だったが
考えてみればわたしが目線をふと合わせた瞬間に
「ビクッ」としているような印象の赤の他人に
日々遭遇しているような気がする。

今朝のひとには取り繕うように即座
「おはようございます!」と返しておきましたが…。
今夜「ソウル・レジェンド」サム・ムーアのライブを
ブルーノートにて観てきました。

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おはずかしながら「サム&デイヴ」と言っても
イマイチぴんと来ないまま招待を受けたのでした。
「ソウルメン」ぐらいはわかるぞ、程度。

登場した瞬間の印象は本当に失礼ながら
「人間の仮装をさせられたハイスペックなゴリラ」
と言った感じでしたが
マイクを握り客席に向かってニッと笑った瞬間から
わたしはすっかりサムの虜になったのでした。

やっぱ 音楽が 好きだぁぁぁぁー
と夕日に向かって叫びたいような気分になりました。

もうとにかく、無邪気に楽しすぎる。
それなりの年齢の観客がみんな怪しく腰を振っている。
それは過去を懐かしんでしまうあまり醸し出されてしまう
痛々しさと毒々しさといったものとはかけ離れた
今を生きている魂の音楽でした。

Blame it on the rain that's falling
Blame it on the stars shine at night
Whatever you do don't put blame on you
Blame it on the rain, yeah yeah

雨のせいにしちゃえ 空から降ってくる
星のせいにしちゃえ 夜空に光る
何をしてもいいけど 自分を責めちゃダメ
雨のせいにすればいい

それはもうほとんど神の声でした。
ひとつひとつの動作。目線。笑い声。
すべてが新鮮。美しい。カワイイ。

間近でライブが見れるブルーノートだからでは無くて
歌詞がものすごく聞き取りやすい。
そして初めて聴いた曲なのに一回聴いたら憶えちゃう。
そんな音楽は昨今なかなか無いのです。

There's something wrong with my baby
... There's something wrong with me.

詳しいことは追々勉強しますが
きっと地獄の底を覗き込んじゃったこともあるんだろうな
って察しがつくほど哀愁に満ちたこの歌では涙しました。

いいものを観せていただきました。
本当に、いいものでした。
夜の特別拝観をしていた清水寺は
美しくライトアップされているのですが
まるでディズニーランドのような風情のなさがやや微妙。

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でも、暗闇に浮かび上がる千手観音の美しさには思わず合掌!

しかし、寒かった。
そして、混んでいた。
まるで、初詣。

寒さのあまり境内で月見そばをいただきました。
年越しそばみたい。。。でもおいしかったです。

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宿坊を後にしてからとりあえずお風呂に入りたい一心で
鹿王院の並びの銭湯に行ってみましたが朝風呂はなく
途方にくれていたところに通りすがりのおじさんが
「朝風呂なら蚕ノ社の社湯がいいですよ」と教えてくれて
自分のさしていた傘もくれると言う信じがたい親切に触れ
路面電車に揺られて蚕ノ社へ。

サッパリとひと風呂浴びた後に一駅戻った太秦で
広隆寺を訪れて念願の弥勒菩薩像と対面。
弥勒さまも美しかったけどその向かいに立っていた
千手観音さまの大きさと美しさに感動。
あんなに近くで見れると思ってなかったです。

そして東山に移動してまずは南禅寺で腹ごしらえ。
そこから哲学の道をテクテクと歩いて銀閣寺へ。
京都は全体的に爽やかな霊気に満ちているのですが
銀閣寺だけは別格でした。
あんまり長居したくない空気だったのでスタコラと退散。

そこから三十三間堂までバスで移動。
圧倒的な空間でした。なんだ、あれは。
あんなもの作った人、ちょっとキチガイだ。
気づいたら三十三間堂の中に2時間近くいました。

三十三間堂から祇園に移動してぶらぶら。
日もすっかり落ちて路地はとってもロマンチック。

祇園から歩いて清水寺まで。
ノープランで、ガイドブックすら持たずに行った割には
けっこういいコース、と、自画自賛。
南禅寺でいただきました。
京都は寒かったのであったかくておいしかったです。

ひとりで京都というのは
何と言っても食べ物が悩ましい環境でした。
味とかってことより思い出を重視しました。

そしてなんとなく
京都にいる間は精進料理を貫きたくなりました。

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お寺に泊まってみたい
と意味もなく熱望するようになりはや半年。
やっと念願の京都宿坊の旅が実現したのです。

今回お世話になったのは嵯峨嵐山にある
鹿王院という足利義満が作ったお寺さんでした。

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女性限定の宿坊ということで
ハーレム住職のお寺かと警戒しつつも
風情のある
風情ありすぎてやや恐ろしいような寺がまえ。

お部屋は八畳ほどの部屋を3人で相部屋でした。
こたつを囲んでしばし和やかにガールズトーク。
そして10時には就寝。
さすがになかなか眠りが深くならない。
巨大なムカデが天井を這う悪夢にうなされる。
しばらくすると激しい雨が降ってきた。
あたりが一瞬明るくなったと思ったら
次の瞬間、地が揺れるほどの強烈な落雷。
怖すぎて笑えてきました。

そして6時起床。
仏舎利が納められた本堂で
住職と共に30分の座禅。
外は雨だったのでお掃除などのおつとめはなく
朝ご飯をいただいて8時半にはおいとましました。

意外と恐怖体験でしたが
座禅はちゃんと教われて良かったです。

説法とかのないお寺だったのがやや物足りない感じ。
でも朝ご飯もとても美味しかったし
お庭も本当に美しかったです。
部屋からのお庭の景色ったら
これが京都じゃ!と言わんばかりのものでした。

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一昨日、外出先で上司とふたりになり
1時間ほど半端な時間ができてしまったので
コーヒーを飲みながらおしゃべりしました。

なぜそんな会話になったかは忘れましたが
わたしの「なぜ男の子は乗り物が好きなのかな?」という疑問に
その上司は「それは男は常に自由を求めるからだよ」と
非常にもっともらしいことを言ったので
わたしはえらく納得したのでした。

さて、今京都行きの新幹線車中です。
ほんとは昨夜のバスで京都入りする予定が
なぜか仕事が終わらずバスはキャンセルして
先ほど新幹線に飛び乗りました。
もう、名古屋です。
次は、京都です。

新幹線は、早いです。

乗り物を操れるオトナは、自分で自由を操れる。
わたしが自分で乗り物を操れなくても
お金を払えば他の誰かがわたしのために操ってくれる。

自由を得るためにオトナは常に自由を犠牲にしてるのかしら。

その上司が話してくれた
サヴァン症候群の話もすごくおもしろかった。
もうちょっと研究しよう。

もうすぐ、京都です。
行き先は、嵐山です。
7時に起きて朝ごはんを食べてチェックアウト。
フェリーに乗って宮島へ。
本当は宮島のB&Bに泊まりたかったのですが
この数日間はもう宿泊施設はどこもいっぱいなのです。
でももみじの季節はまだもうちょっと先です。

昨日ロケハンしておいたので最短距離で大聖院へ。
8時に到着。
開始時間は10時なのにもう人が溢れている。
やっぱりすごいなぁ。

境内は静まり返っている。
でもよく聴くと微かにお経を唱える声が。
誰よりも早く本堂で瞑想をしていたのは
ダライ・ラマ法王ご本人でした。

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わたしの席は本堂の外の一般席だったので
法王の姿は見切れてしまっていましたが
それでも経典を繰りながら仏具を清めながら
準備を続ける法王の後姿が映し出されたモニターを眺め
わたしも一緒に瞑想。。。ってどうやるのでしょうか?

どんどんお寺が人で溢れかえる。1000人はいたと思う。
法王が清めてくれたお水で口や頭を清めたり
不思議なグッズがこまごまと配られる。
それにしてもチベットのお坊さんはおしゃれだなぁ。
あの、片腕が出ているところがとにかくかっこいいなぁ。
煩悩だらけのわたしが神妙に重低音のお経を聴く。

お昼休みにおむすびが配られた。おいしかったわぁ。

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仏教などほとんど知らないわたしには無謀な会だろうという
予想はしていたがやはりわからないことだらけ。
でも、ひとつだけ、法王が最後に言ったこと。

何がおこっても憎しみの心を持ってはいけないって。
それが本当の平和を作り出す種。
憎しみは人間だけが持つ煩悩。
無垢な仏に取り付いて輪廻をさまよう元凶になった感情。

つらいつらい経験をした広島。
でも報復はしないと決めた日本。

憲法ではなくてひとりひとりがそう思えるような瞬間
きっと平和は訪れるんだろうなぁ。

つらいつらい経験をしているチベット。
でも報復はしないと決めたチベット。
チベットの人はひとりひとりがそう思っている。
そんな平和なところで血が流れるのはもう勘弁して欲しい。
わたしだって、憎んだりしたくないのに。
意味が無いことはわかっているのに。

。。。さて、精進料理がもう明けたので
帰りの飛行機の中で宮島名物あなご飯をいただく。
。。。おいしいな。これは、非常においしい。

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広島が大好きになりました。

さて、今週末は京都です。
禅寺に泊まります。
実はこちらのひとり旅は以前から決まっていて
このダライ・ラマに会いに宮島に行こうという企画は
相当突発的に敢行されたのでした。