9人の男女に送られた手紙。
そこには受け取った人物を含んだ9名の名前が記されていた。
それぞれ互いに関係があるように見えないが、そのリストの中から一人一人と何者かに殺されていく…。
アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』に挑む、ピーター・スワンソンの意欲作といってもいいサスペンス。
アメリカ各地に住む9人の男女。
一見、何の関連性も見当たらないリストですが、受け取った9名の中の一人であるジェシカはFBI捜査官であり、そのリストについて調査し、自分自身も殺されないように対策を取ります。
果たしてジェシカは自分自身を守り、リストを送り付けてきた殺人者を捕まえることができるのでしょうか。
この辺りは、サスペンスの王道的な展開ではありますが、もちろんそれだけでスワンソンが終わらせるわけもありません。
リストを受け取った各人が、リストを受け取ってから殺されるまでどのように生活し、どのように殺されていくのかが描かれているため、気が付くと狙われている9人について愛着も湧いてきます。
なので、好人物に思える人物も含め本当に全員殺されてしまうのか、そして犯人の正体とその狙いが気になり、特に残りの人物が少なくなってきてからは、なんというか謎とその答えへの期待度も高まり楽しめました。
さて、当然のごとく『そして誰もいなくなった』についてはネタバレありの物語(ついでに同じクリスティの『ABC殺人事件』もネタバレな描写あり)なので、これから読む方は要注意です。
それにしても最終章のタイトルで「え?!」となりました。
とはいえ、蛇足のような気もしないでもないんですが、自分の読み込みや理解力不足?
読まれた方はどう思われのか、気になります。
















