死霊魔術の容疑者 読書感想 | 固ゆで卵で行こう!

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赤い瞳、白い肌、金色の髪の少女ルナ。
 
その滅びかけた種族としての稀少価値により高額で買われていく先、それは死霊魔術師のカーンの元。
 
カーンの元で魔術師としての修行を励むルナを待つ運命とは果たして。
 
勇者シリーズと同じく優しさの溢れる物語。
 
でも切なさはこちらが上でしょうか。
 
本作もミステリ的要素があるけど、読みなれている人はすぐに分かりそうですし、正直その構成はそこまでの必然性は感じられなかったかも。
 
基本的にどのキャラもいい人なんですが、カーンについては師匠として自覚し愛を知っていき懊悩するも、それでも決断に至る様子など、カーンの人として姿をもっと見たかったたな。
 
ところで、ルナがその強さを得るのは、人身売買する組織でありながら厳しい優しさを子供たちに向けてきたモリ―が何より格好いい。
 
生れもったものではなく、「自分の力で得たものにこそ価値がある」との教えは真言ですね。
 
そしてそれを実践してきたルナだからこそ、愛おしくも切ない物語として心に残ります。
 
 

死霊魔術の容疑者 ルナの物語